歯磨きは子どもの歯を守るためにはとても大切です。しかし、歯磨きを嫌がるという子どももたくさんいますよね。子どもが楽しく歯磨きができるようになる1つの方法が絵本の読み聞かせです。
歯磨きが楽しくなる、そして大切さがわかる、そんな絵本を5冊ご紹介します。
歯みがきが楽しくなっちゃう絵本5冊
楽しい仕掛けで赤ちゃんが大好き「はみがきあそび」
【対象年齢:0歳~】
ゆうちゃんもこいぬのコロもかいじゅうさんまで、みんなではみがき、シャカシャカ、ゴシゴシ…。はみがきって楽しい、みがくとピッカピカ!
題名のとおり、遊びながらはみがきに親しみを持てる絵本です。歯を磨く時には、ページの半分がめくれる仕掛けになっていて、女の子や動物、かいじゅうも楽しそうに歯磨きをする様子が描かれています。
繰り返し読んでいるうちに、子ども達も一緒になって歯磨きの真似っこをする可愛い姿を見せてくれるようになりますよ。
歯磨きを嫌がることの多い、0,1歳児クラスでぜひ読んであげたい絵本です。
子どもが大好きなキャラクターで親近感を持てる「ノンタン はみがきはーみー」
【対象年齢:0頃~】
ノンタンにうさぎさん、たぬきさんにぶたさん、みんな一緒にはみがきはーみー、しゅこしゅこしゅっしゅっ!子どもが大好きなノンタンとお友達が、楽しそうに歯磨き。みんなの歯はピカピカになったかな?
長い間子ども達に読まれ続け、大人気な絵本「ノンタン」シリーズの赤ちゃん版です。赤ちゃん版という言葉通り、シンプルで赤ちゃんの耳にも馴染みやすい擬音をふんだんに使っていて、赤ちゃんの目はくぎ付け。0歳児クラスで人気の絵本でした。
「ノンタンと一緒に歯磨きしよう」と歯磨きの声かけにもピッタリなので、繰り返し読んでみてくださいね。
子どもの気持ちを盛り上げる「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」
【対象年齢:1歳~】
はみがきが大嫌いなたっくん。そこへ、はみがきれっしゃがやってきます。はみがきれっしゃはたっくんのお口の中へ…。たっくんの歯を、「しゅっしゅっしゅ」どんどん磨いて汚れを落としてくれます。たっくんのお口はきれいになったかな?
「ぼく、はみがきだいきらい」で始まるこの絵本。子どもの気持ちを見事に代弁してくれています。そこにヒーローのようにやってくるのが、はみがきれっしゃ。はみがきれっしゃはどんどん歯を磨いて、あっという間にたっくんのお口の中はピッカピカ!
はみがきって怖くないよ、気持ちいいよと子ども達の、「はみがきをしてみよう!」という気持ちを盛り上げてくれる1冊です。
アマゾンで「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」を見てみる
言葉遊びの楽しさが人気「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」
【対象年齢:2歳~】
遊ぶ友達を探してお宮にやってきたかんた。でたらめな歌をうたっていると木の穴に吸い込まれて、へんてこなおばけ達と出会います。おばけ達は、かんたと遊びたがって大騒ぎ!楽しく遊ぶかんたとおばけ達でしたが、おばけが眠ってしまうとかんたは寂しくなってしまい…。
へんてこだけれど楽しいおばけとの出会いをユーモアたっぷりに描いた作品です。題名となっている「めっきらもっきら どおんどん」というのは、かんたがうたっていた歌。
家に帰ったかんたが、もう一度おばけに会いたいと歌おうとしますが、忘れてしまっています。「みんなは覚えているかな?」と読み終わった後に聞いてみると、色々な言葉が返ってきて面白いですよ。
歯の絵本のロングセラー「はははのはなし」
【対象年齢:3歳~】
「歯はどうして大切なの?」「なんで虫歯になるの?」「どうしたら丈夫な歯になるの?」という疑問に対してわかりやすく説明してくれる絵本です。
少し長いお話ですが、子どもに語りかけるように丁寧に描かれています。子ども達が特に好きなページは歯の数を数えるページ。歯の本数に合わせて「はははは…」とたくさん「は」の文字が並んでいます。子どもも一緒に「ははは」と笑いながら楽しめます。
1972年に出版されたこの作品、子どもの頃に読んだことがあるという方もいるのではないでしょうか?
歯について、しっかりと学べる絵本。歯を大切にという意味を理解できるように、子ども達にじっくりと読んであげたい1冊です。
年齢と興味にあった絵本で、歯磨きを身近なものに
年齢別におすすめの歯磨きの絵本をご紹介しました。歯磨きを嫌がることの多い0,1歳児クラスでは、歯磨きを楽しいと感じられるような絵本。
そして歯磨きの大切さを伝えたい2歳児以上クラスでは、虫歯になるってどんなこと?歯を大切にするってどうすれば良いの?という疑問に答えてくれる絵本がおすすめです。
年齢と興味にあった絵本で、歯磨きを身近に感じられるような手助けをしてあげてくださいね。