保育士なら知っておきたい!すぐに使える読み聞かせの4つのコツとは

読み聞かせのコツ

保育士になると絵本の読み聞かせは、切っても切れないものですね。いくら慣れていても、その時々の子どもの状態でうまく読み聞かせできないこともあります。

また新人保育士さんは始めは失敗もあるでしょうが、失敗から学ぶことも多くあります。めげずに経験を重ねていくことで読み聞かせも自然と上手になります。そして、ちょっとしたコツをおさえて、苦手な読み聞かせを克服しましょう。

絵本の内容を選ぶコツは、イメージしやすい絵本

絵本選びが一番悩みますよね。大人と子どもがおもしろいと思う絵本は、違ったりします。子どもが、読みたくなる絵本はこのようなものです。

登場人物や内容が、おもしろくイメージしやすい絵本

絵本が難しすぎたり複雑だと、子ども達は飽きてしまいます。大人にとってはありえない!と思うような登場人物が出てきてもでも、子ども達はイメージして楽しみます。

ストーリーは、単純・繰り返しが多く・テンポが良い

内容が細かくかかれている物より、単純で場面がテンポよく変わると子どもはイメージしやすく楽しめます。

擬音がおもしろい

内容に、例えば「ぶぅー」と擬音があるだけでも子どもはイメージを膨らまし、「ぶぅーっておならみたーい」とおもしろがり盛り上がります。

これらをおさえて絵本を選ぶと、子どもの読みたい絵本にたどり着くことができますよ。

子どもの人数で、絵本の大きさを変えるのがコツ

子どもに読んであげたい良い絵本でも、絵本が小さすぎたら見えません。少人数なら小さくても見えますが、人数に合わせて大きさの配慮も必要です。子どもが多い時は、紙芝居もいいですね。

子どもを集中させ、座らせるコツ

子どもがちゃんと見れる位置か確認しましょう。一人でも「みえなーい」と言うとザワザワし始め、読み聞かせどころではなくなってしまいます。前列と後列が重ならないよう、交互に座らせ、一人一人が見えるように座らせます。

子どものイメージを壊さない読み方のコツ

絵本を読む時、子どものイメージを壊さない程度の読み方がコツです。ただ読むのでは、音読になっちゃいますが、あまりオーバーに読み過ぎて、感情移入し過ぎは子どもにイメージを押し付けてしまいます。

声の強弱・変化は必要です。しかし、読む側の勝手なイメージを押し売りしない程度が大事です。

読み終わり、子ども達が保育士に感想や質問をしたら答えてあげるのも、次また読みたいと言うと期待感や好奇心に繋がります。その時はなるべく簡単な答え方をしましょう。答え方に迷ったら「○○なんじゃないかな?」や「先生は○○だと思うけど、皆はどうだった?」と投げ返すのも、子どもの考える力に繋がります。

こうしたちょっとしたコツですが、絵本選びに迷ったら、たまには子ども達に「何読みたい?」と聞いてみるのも、いいのではないでしょうか。

失敗を恐れず、何より子どもと一緒に楽しみ、子どもの反応を見ながら学んでいくと上達も早いでしょう。