3歳児の1日のスケジュールと遊び方、話を聞いて認めてあげる接し方

3歳児の1日のスケジュールや接し方

3歳児からは以上児クラスです。未満児クラスとは生活ががらりと変わり、より集団生活を意識した活動が多くなります。言葉や生活習慣などたくさんのことを覚える大切な時期。私が3歳児の担当をした時の体験や遊び方、保育で心がけた接し方や注意点を紹介していきたいと思います。

3歳児の一日のスケジュール

私が3歳児担当になった時のスケジュール例を紹介します。

7:00~登園

登園したらお手帳や持ち物の始末を自分で行います。

9:00~朝の会

朝の会は朝の歌と季節の歌を歌い、一人一人名前を呼びます。今日の曜日、天気、今日は何をするなど、子ども達に期待が持てるような簡単な話をします。

9:30~クラス活動

おもちゃ遊びや製作など、週案に沿った活動をします。活動の前や後に少し早めに切り上げたりなどして、なるべくホールやお外で体を動かす遊びを取り入れ、気持ちが発散できるよう心がけます。

11:00~給食

当番活動を取り入れました。

箸の使い方を覚えたり、食事中のおしゃべりなどのマナーや、時間内に食べきるように頑張るなど食事の中で気を付けることはたくさんあります。好き嫌いがある子もいましたが、嫌いなものから先に食べてみる等アドバイスをしたり、友達と励まし合うことも大切です。

13:00~昼寝

眠れない子には添い寝したりトントンしてあげます。

15:00~着替え、おやつ

おやつの時間を決め、この時間までに支度を済ませられるように励ましたりします。
15:30からクラスで今日の出来事を話したり、翌日の行事や持ち物の確認など。家庭にお手帳などでお知らせすることも、子ども達からお母さんに伝えてみてねと話してみると、家庭できちんと伝えたりできるようです。

15:40~帰りの会、降園

帰りの会を行い、遊びながらお迎えを待ちます。

子ども達を認めて、自信が持てるような接し方

3歳児は大きく成長したとはいえ、まだまだできないことはたくさんあります。教えることも多いのに、なかなか覚えてくれないこともあります。個人差もとても大きいので、上手くできることの差も広がっていったりしたら焦りますよね。

3歳児は以上になったことに期待を持っています。おおらかな気持ちで見守ってあげてください。

少しでも上手くできたら大いに褒め、その子のことを認めて自信がもてるよう接してあげてください。個人差があるのは当たり前ですので、その子のいいところを伸ばしてあげるようにしましょう。

遊びのなかでも、言葉に耳を傾けて

会話ができるけど、まだまだ自分の気持ちを上手く表せない時期です。子ども同士の喧嘩もトラブルも絶えなくて大変ですが、どっちが悪いと決めつけたりせずに両者の気持ちに寄り添うのが大事です。

意地悪した方にはしたなりの理由がありますし、された方は悲しいです。保育士は両者の味方でいてあげてくださいね。

お家であった事など、子ども達は保育士に教えたくてしょうがない気持ちだと思います。子ども達の言葉は聞き流したりせず、ちゃんと聞いてあげましょう。

自分の話を聞いてくれる保育士のことは、子ども達も大好きになりますよ。

頭でわかっていても、危険な行動をしてしまう

3歳児は叩いてはいけないということは理解しているはずですが、ついつい手が出てしまうことがあります。

力も強くなってきているので、思わぬ事故やけがにつながりかねません。手を出す前に止められるのが一番ですが、もし手を出してしまったら、どうして叩いたらいけないのか、叩いたらどうなってしまうのか伝え、相手が痛かったことなど相手の気持ちも代弁してあげて、いけないことはいけないんだとしっかりと伝えましょう。

また、つい危険な遊びをしてしまいたくなるのも3歳児です。高い所から飛び降りたらどうなるか、道路に飛び出したらなぜ危ないのか、話をするのもいいですが、絵本や紙芝居などを活用してもいいでしょう。

話を聞いて、子どもをきちんと認めてあげる

なかなか上手くクラス運営がいかない3歳児。まだまだ子どもです。先生の話を聞けなかったり、おふざけしたくなったり、同じ失敗だって何回も繰り返します。

個人差も大きいのだから、焦らずにいきましょう。

子ども達は自分の話を聞いてくれたり、自分を認めてくれる保育士が大好きです。大好きな先生の話には耳を傾けるのではないでしょうか。子ども達の大好きな先生になれるように頑張ってくださいね。