保育園のオープニングスタッフが大変すぎる!スムーズに仕事を進めるためにできる4つの工夫

待機児童問題が深刻な現在、多くの新規保育園がオープンしています。保育士の勤務先の1つとして、新規保育園でオープニングスタッフで働くという選択肢もありますね。

しかし、オープニングスタッフは1から保育園を作り上げていく大変な仕事というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?実際に既存の保育園と新規保育園では、働く保育士の大変さが違います。

どんな部分を工夫すれば新規保育園でスムーズに仕事を進めることができるのか、具体的な方法を4つご紹介します。

まずは人間関係作りから、相手の意見を聞く姿勢が大切

新規保育園で働くオープニングスタッフは、皆が初めましての状態です。これから一緒に働く仲間として、まずは人間関係作りに力を注ぎましょう

オープニングスタッフとして勤務をする人の中には、今まで他の保育園で経験を積んできた保育士が多くいます。保育園側としても、即戦力となる人材を求めるので新卒者よりも経験者を多く雇うことが多いのです。

そこで問題となるのが保育観の違いです。それぞれが違った保育観を持ち、ある程度の保育経験から自信もついているので意見の違いでぶつかる場面が多くなります。そんな時には、ぐっと自分の意見はこらえて、まずは相手の意見を聞いてみましょう。そして意見を聞いた上で同意できる部分を見つけます

自分の保育を認められたと感じると相手の意見も受け入れやすくなるので、そこで初めて自分の意見も伝えましょう。自分の意見を伝えるためには、まずは相手の意見を聞くこと。それがスムーズな話し合いの第一歩です。

備品や玩具の選定には、今までの経験を思い切り活用する

新規保育園では、使用する備品や玩具も保育士が選定して揃える場合も多くあります。新規園でもある程度の備品は揃っているでしょうが、保育をする上では足りないということもあると思います。

備品や玩具を選ぶ基準は、自分の使いやすさと子どもの反応です。保育経験がある方は、今まで働いていた保育園で使っていた備品が一番使いやすいと思いますし、玩具についても子どもが好きなものは大体わかりますよね。

新卒でオープニングスタッフとして働くという方は、実習先で使っていた備品や玩具を参考にしても良いでしょう。

1から考えるよりも、それまでの経験をもとに選んだ方がスムーズに決まり、その分子どもとの関わりや同僚との話し合いの時間に回すことができます

そして、選定した玩具を実際に子どもが使っている様子を見ながら、さらに玩具を増やすなどの工夫をしてみてくださいね。

書類作成は慣らし保育中がチャンス!

オープニングスタッフは、作成する書類がとにかく山盛りです。既存の保育園では、過去の書類を参考に作れますがそうもいきません。

そんな盛りだくさんの書類を作成するためには、慣らし保育中の時間を上手に活用しましょう。新規保育園では子ども達が全員新入園児ですので、入園後しばらくは園に慣れるために短時間で帰宅する「慣らし保育」を行います。

乳児クラスですと、初めは1時間の預かりから午前中のみ、給食までというように徐々に時間を伸ばしていくのです。この子どもが帰宅した後の時間が書類作成のチャンス!

慣らし保育で保育士もヘトヘトになりますが、ここで頑張っておくと後々かなり余裕ができます。

保護者との関係作りは、詳しく子どもの様子を伝えることから

新規保育園では、全ての保護者と関係を築けていない状態です。新しい保育園に不安を抱いている方も少なくありません。

子どもに保育園に慣れてもらうためには、保護者との関係作りも大きな課題。まずは、子どもの保育園での様子を詳しく伝え、安心できる保育園であると感じてもらいましょう。

例えば、保護者と話をする時に必ず1つは子どもの良かったところや微笑ましいエピソードを具体的に伝えると良いでしょう。そのためには、保育中に1人ひとりの子どもの様子をしっかりと見ていることが大切です。

保護者との関係作りは、その後のクラス作りにも大きく関係していきますよ。

オープニングスタッフは大変だけど魅力もいっぱい!ぜひ選択肢の1つに

オープニングスタッフとしてスムーズに仕事をするための工夫をご紹介しました。確かにオープニングスタッフには、既存の保育園で働く保育士とは違った大変さがあります。

しかしそれ以上にオープニングスタッフならではの魅力もたくさんあるんですよ。

例えば、こんなメリットが挙げられます。

自分で保育園を作り上げるやりがいを感じられる
保育をしやすい環境作りのための備品や玩具を自分で選定できる
人間関係を1から作りあげられるので、先輩後輩の関係に悩むことがない
オープニングスタッフ同士ならではの絆が生まれる

大変な思いをした分保育士同士の絆は強くなりますし、既存の保育園以上に保育にもやりがいを持つことができます。新しい保育園で力を発揮したいと感じる保育士にとっては、魅力溢れる環境であると言えますね。

待機児童を解消するため、新しい保育園が続々とオープンしています。中には大手企業が運営し、好待遇のものもあります。好待遇の新規オープン園は非公開求人になっている可能性が高いので、転職サイトに登録して良い求人を消化してもらってくださいね。

2018