保育士が熱中症にならないためにできる5つのこと

暑い季節になると心配なのが熱中症。保育園でも子どもの熱中症にはさまざまな方法で気を付けていると思います。しかし、子どもだけではなく保育士も熱中症対策は必要です。

大人でもなる可能性は大いにある熱中症の対策として、保育士におすすめの方法を5つご紹介します。

子どもの水分補給の時間には保育士も水分補給をする

暑い時期はどの保育園でも、子ども達にこまめな水分補給を心がけていると思います。しかし、忙しい保育の中で子どもへの水分補給は気を付けていても自分自身は水分を摂っていないという方も多いのではないでしょうか?

熱中症予防のためには、「喉が渇いた」と感じる前に水分を摂ることが大切です。子どもの水分補給の時間には、保育士も一緒に水分補給をするように心がけましょう。

気温の高い日は戸外活動は短い時間で

真夏の時期にならなくても、意外と熱中症の危険が高いのが梅雨の季節です。梅雨の時期は気温の高い日と低い日の差が大きく、高い気温に身体が慣れていないことで熱中症になることも。

また、梅雨の時期は雨が多く戸外遊びがなかなかできないので、晴れた日には子ども達をたくさん遊ばせてあげたいという保育士の思いもあります。しかし、高い気温に身体が慣れていない中で長時間戸外で遊ぶことは、子どもにとっても保育士にとっても熱中症になる可能性が高いのです。

環境省が発表している熱中症の危険性が高まる気温の指針では、25度から28度で警戒、28度から31度で厳重警戒とされています。気温が高い時には、戸外活動は短い時間にすることをおすすめします。

暑い時期は特に休息の時間を大切に!

保育士は体力勝負の仕事です。毎日の忙しさの中では気が付きませんが、知らず知らずのうちに疲れが溜まっているということも。さらに暑い時期はそれだけで体力を消耗します。

身体が疲れていて免疫が落ちている状態ですと、熱中症にもなりやすいので、暑い時期は特にしっかりと休息をとりましょう

衣類で熱中症を予防する

保育園によっては保育士用の制服がある場合もありますが、私服にエプロンという服装で保育をする保育園も多いと思います。洋服の上にさらにエプロンを着用しているので、夏は結構暑いですよね。熱がこもっていると体温が上がり熱中症の危険も高まるので、衣類も夏仕様に替えてしまいましょう。

例えば、下着を通気性の良いもの、ズボンをくるぶしが出る丈に、エプロンの長さを短いものに替えるだけでもずいぶんと体感温度が涼しく感じます。戸外遊びの時には、ネッククーラーを巻くと日焼け対策にもなり一石二鳥です。

アマゾンで「ネッククーラー」を見てみる

楽天で「ネッククーラー」を見てみる

また、戸外遊びの時には子どもだけではなく保育士も帽子の着用が必須です。直射日光から頭を守るためにも必ず帽子をかぶりましょう。

保育室では適度に冷房を利用して!

保育中は常に動いていると言っても過言ではないほど、保育士は忙しく動いています。気が付けば汗だくということも…。
子どものためにはもちろんですが、保育士にとっても保育室を適度に涼しくして快適に過ごすことは大切です。

子ども達や自分が汗だくになるほどの室温ですと、室内で熱中症になることも大いにあり得ますので、適度に冷房を利用しながら室温にも気を配りましょう。

室温は28度以下に保つことが目安。温度計の1つの目安になりますね。ただ、活動によって体感温度は違いますので、大量に汗をかいている時は要注意!室温と子ども達、そして自分の身体の様子にも配慮しながら、上手に冷房を利用してくださいね。

保育の仕事をしていると、どうしても子どものことだけを気にしてしまいがちですが、保育士だって熱中症になる恐れはあります。自分の身体も労わる対策で、子どもも保育士も一緒に熱中症を予防しましょう。