【保育士と保護者の人間関係】信頼関係を取り戻すために私がしたこと

保育士の人間関係 - 保護者との人間関係

保育士をしているうえで、保護者との人間関係はとても重要です。保育士側は、保育をより良いものにするために保護者とは密に連絡を取り合いたいと思うし、保護者側も大事な子どもを預けるのだから、保育士との関係はよいものにしたいと思うのではないでしょうか。互いに信頼関係を結ぶことができればよいのですが、そうもいかない場合もありますよね。

保育士と保護者の人間関係の悪化

様々な保護者がいましたが、協力的な保護者が多い中で、理不尽な要求をしてくる保護者も少なくありません。

大事なお子さんを預かるのですから、保護者が要求してくる気持ちも分からなくはないのですが、保育士として辛くなってくることもありました。

また、保育士側のミスで、信頼関係を壊してしまったこともあり、申し訳なく思うこともありました。

私が体験したクレーマー

私が転職したての頃、とある保護者から突然、あの保育士は乱暴だ、保育なんかやったこともないくせに(新卒だと思われていたそうです)偉そうにするなと他の保護者の前で言われたことがありました。

思い当たる節がないし、ただただあっけにとられるばかりでしたが、後から同僚に聞いたところモンペと言われるクレーマーさんだったようで、たまたまそこにいた私が標的になっただけだから気にしないでと言われました。

気にしないでと言われてもとても衝撃的だったし、以降はその保護者がとても怖くなってしまいました。園全体で要注意ということで対応しています。

保育士側が人間関係を崩してしまったことも

他にも、私のちょっとした一言で保護者とギスギスしてしまうことがありました。爪が伸びていた子がわざとではないのですが、お友達にひっかき傷を作ってしまうということがあり、「爪が伸びてきちゃったね、鬼の爪になる前に、ママに切ってもらってね」と言ってしまいました。

鬼の爪という言い方が悪かったと私も思いましたが、次の日に「子供に鬼の爪と言った」とクレームが入りました。悪意があったわけではなかったのですが、子どもの気持ちを考えない軽率な発言でした。

初めてもらったクレームだったので、すごく悩みましたが、自分の言葉がけを見直すきっかけになりました。

誠心誠意謝り許してはもらえましたが、その後もその子が卒園するまでギスギスした関係は続いてしまいました。同僚が送迎対応を変わってくれたりと園全体でフォローを入れてもらいました。

人間関係の改善には園全体での取り組みを

保護者との人間関係は、もはや保育士一人の問題ではないと考えます。一人で解決するには限度があり、同僚や時には主任、園長など、偉い人に対応をお願いして解決した方がいい案件もあります。

その園でどんなに長く働いても、保護者とはずっと付き合っていくわけではありません。卒園したら関係はなくなると思っていいので、あまり思い詰めず、まずは相談することが大事だと思います。

保育と真剣に向き合っていれば、保護者もきっと保育士の姿を見ていてくれると思いますので、良好な関係が築けるでしょう。