【保育士と園長先生の人間関係】保育観を曲げなくてはいけなかった日々

保育士の人間関係 - 新人保育士の人間関係

私が保育士をしていて人間関係に悩んだ一人に、以前働いていた園の園長先生がいます。好みの人とそうでない人を差別する方で、私も差別された方の一人だったので、保育をしていく上で大変苦労しました。園長先生の意向に沿える方が得でしたが、自分の保育観を曲げなくてはいけないのが辛かったです。

保育士のことを怒鳴る園長先生

男性の園長で、保育経験のない方でした。保育園のことや職員のことを良く考えてくださる方で、差し入れなどしてくれたりと気を使って下さる方でしたが、自分のやり方に合わない職員は、子どもの前であろうと怒鳴りつけるような方でした。

保育士側としては、このようにした方が子ども達にとってはいいのではないかとか、効率が良いのではなど、良かれと思って行っていたことでしたが、園長先生のやり方や意向に反してしまうと怒られていました。

私は委縮してしまい、自分の保育が思うようにできなくなりました。そんな中でも上手く立ち回れる職員が可愛がられましたが、私はそこまで器用にはできなかったので、いつも園長先生の顔色をうかがっては失敗し怒鳴られていました。

園長先生との仲を取り持ってくれていたのは、主任でした

一度、あまりに理不尽なことで怒られたことがあり、報告書を提出するときに自分の気持ちをまとめて一緒に提出したことがありましたが、余計に怒らせてしまっただけに終わりました。

相手は園のトップです。今思えば、私も馬鹿なことをしたと反省しているのですが、その時に私の相談に乗ってくれ、意見の橋渡しをしてくれたのが主任の先生でした。

主任は、いつも園長と職員が円滑な関係でいられるように中立の立場を取っていて、私が報告書を出した時も、理不尽で腹が立つのは分かるけど、あなたもその書き方は悪かったね、となだめてくれました。

そして園長にも、この人はこういう気持ちだったんですよとやんわり意見してくれ、穏便に済ませてくれました。

納得できない理不尽なことはその後も続きましたが、私が怒ったところでどうにもなりません。ぐっと堪えて、穏便に済ませるような対応を取るようにしたら、理不尽も少しですが減ったように思います。

人間関係が辛いときは誰かに相談したり、転職も一つの手段

上の人にもその人の考えがあるのでしょうから、職員に理不尽を強いることがあると思います。

我慢して飲み込むには辛いこともあると思いますが、人間関係を円滑にするためには必要なこともありますので、私は我慢と思うより、そういうものだと割り切るように考えました。

どうしても納得できないときは、主任や同僚に相談して意見を求めるのもいいかと思います。

客観的な意見を聞くことがあれば、視点が変わることもあると思いますし、私の時のように主任が解決してくれるかもしれません。

それでも辛いようでしたら、我慢せず転職を考えるのも一つの手段です。我慢ばかりして辛い職場は、自分の為になりませんし、子ども達も先生のそういう姿は見ていて分かるのだと思います。

同僚と違い、目上の園長先生との関係の修復は難しいです。自分の環境を見つめてみて、最善の方法を見つけてくださいね。