企業が経営する英語保育をする保育園に勤務していたのり子さん。実際に勤務してみてみると、勤務前に聞いていた話と全然違う?!不信感が生まれ、転職を決意した、というお話をお伺いました。
名前: のり子さん
年齢: 36歳
保育士歴: 6年
性別:女性
地域:東京都
雇用形態: 私立保育園 正職員⇒私立小規模保育園
年齢: 36歳
保育士歴: 6年
性別:女性
地域:東京都
雇用形態: 私立保育園 正職員⇒私立小規模保育園
これ以上働くのが時間の無駄と感じて転職を決意
以前はどのよう職場で働いていたのですか?
私立の保育園で勤務していました。私立といっても学校法人という感じではなく、子供向けの企業が運営している保育園です。英語で保育をするという宣伝で、外国人講師も一緒に働いていました。
英語を使って保育をするという保育園は最近増えてきているような気がしますね。実際働いてみてどうでしたか?
まず、入った時に面接や見学で聞いた話と違うと感じたことが多かったです。面接では指導方針などとても素敵に感じましたが、実際には実施されていませんでした。
そうですか、、、それは困りますね。。英語を使った保育だと、実際どのくらい英語力が必要でしたか?
面接では英語のスキルもある程度必要という感じで言われましたが、同じクラスに一緒に入っている他の保育士と、外国人講師のパシリがメイン業務で何も期待されていませんでした。
そ、そうなんですね。(汗) ずいぶん面接の時と違いますね。その他にはどんなことが違いましたか?
面接では多くの人が長く働いていたり、楽しい職場という感じでしたが、数ヶ月前にいた先生たちが入職した時に全員辞めて誰もいなかったなど、子供たちから多くの話を聞ききました。
それはちょっとひどいですね。
はい。都合の悪いことは隠されていたという事実を知り、不信感を感じました。人間関係も悪く、嫌がらせなどがあったりしました。大きな企業ですが、本社の人と現場の意見のすれ違いや、ミーティングでの嫌味などもあり、ここでこれ以上働くのは時間の無駄だと思い退職しました。
「リクナビ」を利用して転職活動
その後、どのようにして次の職場を探しましたか?4
リクナビに登録をしました。登録後はすぐにスカウトメールがたくさん来ました。なので、自分で応募する必要はありませんでした。スカウトメールには企業や園の名前が出るので、その全てをネットで調べて離職率や口コミから雰囲気の良さそうなところのみ返事をして、面接や見学の予定を組みました。
「リクナビ」を利用したんですね。確かにスカウト機能がついている転職サイトは便利です。実際、登録するとたくさんスカウトメールが届いて自分で求人検索する手間が省けた、という人が多いですね。
履歴書はなるべく具体的に書いた
履歴書の志望動機はどのように書きましたか?
子供が好きという理由は定番なので、なぜ子供が好きなのか、どんなところが好きなのかということを書きました。例えば、「話せなかった子供が上手にお喋りできるようになることに保育の仕事の魅力を感じている」といったように、具体的な例を入れて書きました。
自己PRも詳しく書きましたか?
はい。まず、自分の得意な遊びを書きました。歌や手遊びをたくさん知っていることや、工作のアイディアがたくさんあることなど。そして、運動するのが好きで、室内ゲームなどのアクティビティを企画できることも書きました。
採用されたら、子供たちをどんな風に楽しませるかなど、園が具体的にイメージできるようなことを書きました。保護者とのコミュニケーションも大事なので、連絡帳はどのようなことを書くかなど、業務内容に関するPRも書きました。
面接では転職の理由を素直に話した
面接はどのような感じで進んでいきましたか?
面接では、なぜ前の園を退職したのかということを聞かれました。素直に人間関係のトラブルや問題点などを具体的に説明し、その時にどう思ったのか話しました。人間関係のトラブルは、保育業界では日常茶飯事なので、さほど気にはしていません。
その他にはどのような話がありましたか?
以前は大きな企業で働いていたので、転職後の小規模の保育に慣れれるか、福利厚生など以前より落ちてしまうけど問題ないのかなど、待遇の面でも話をしました。
小規模保育で働きやすい環境に
実際に働いてみてどうでしたか?
以前よりもかなり規模は小さくなりましたが、少人数で働いている分、お互いに仲良くしておかないとという気持ちもあり働きやすい環境になりました。福利厚生などは減りましたが、少人数で子供とも保護者とも親密な関係が築けてよかったです。
最後に、転職を考えている保育士さんにアドバイスがあればお願いします。
保育士の求人は山ほどあり、転職はそう難しいことではありません。嫌な人間関係の中で子どもや保護者を気にして我慢するより、自分のことを考えて転職をして良い環境へ行った方が良いと思います。
編集部より:「スカウトメール」を使っても最終的な判断は自分
今回は英語で保育をする私立保育園から私立の小規模保育園に転職したのり子さんにお話をお伺いしました。以前の職場は面接時の話とずいぶん違い、大変な思いをされてしまいましたね。大企業であっても、入職してみて「え?そうなの?!聞いてた話と違うけど?」ということがあると、不信感ばかりが募り保育どころではなくなってしまいます。
のり子さんは「リクナビ」のスカウトメール機能を利用して転職活動をされています。そして、「離職率」と「口コミ」をご自身で調べて面接などの日取りを調整していますね。
実はスカウトメールはとても便利な機能なのですが、中にはいつも保育士の募集を行っていて離職率が高い職場が含まれていることも事実です。いわゆるブラックですね。ですので、「離職率」や「職場の雰囲気」などをしっかり調べることはとても大切なのです。ある程度、面接や見学でわかるかもしれませんが、やはり入職してみないとわからないこともあります。
このような職場を選んでしまわないために、専任コンサルタントと一緒に転職活動をするという方法もあります。園の内部情報などいろいろと情報を共有してくれるので、自分で一つ一つ調べている時間がない、自信がない、という方には心強いはずです。利用は無料なので、登録しておいても良いでしょう。