児童養護施設から児童デイサービスへ転職した20代男性保育士の体験談

保育士の転職体験談 (男性保育士) - 児童養護施設から児童デイサービスへ

私は児童養護施設から児童デイサービスへと転職しました。その経緯や体験などを皆さんにお伝えしますので、転職活動の参考にしていただけたら幸いです。

児童養護施設から児童デイサービスへの転職

児童養護施設で働いているときに感じたのは「時間がない」という事でした。確かに子どもたちと接することは楽しいし子どもたちと生活して嬉しいこと、悲しいことを共感していくのはやりがいに感じていましたが、それとは別に私はやりたいことができました。

それはより多くの子どもたちと関わり、一人一人の療育をしていきたい、ということです。そう感じて退職することを決意いしました。

男性保育士、児童デイサービスの転職活動

転職にはハローワークを活用しました。今保育士はどこも人員不足で求人はたくさんありました。特に男性保育士は、児童デイサービスの現場では重宝されがちであり、どこも男性をほしがっている傾向にありました。なので、転職活動はスムーズにすすみました。

児童デイサービスで実際に働いてみて

児童デイサービス、と言っていますが正式には放課後等児童デイサービスという名称です。私が働いている施設は児童発達支援という事業も行っています。児童発達支援は主に未就学児、放課後等児童デイサービスは就学児を対象としています。

主な仕事は、様々な障害を持つ子どもたちの療育となります。自閉症やADHD等の発達障害を持っている子どもが多く来所しているので、その様な子どもについての知識が最低限必要になってきます。

そして発達障害とは主な特徴はあれどその特徴は十人十色。どのようなことが好きで、どのようなことが嫌いで、どのような特性を持っているのか…。しっかりと把握してその子と関わり、療育していきます。

発達障害とは?

近年、良く名前を聞くようになった発達障害。主なものは常に動いていないと落ち着かない、注意力に欠けるADHD、こだわりが強い自閉症、アスペルガースペクトラム症候群などです。

これらの発達障害では、障害の重さや個人差はあれど人とのコミュニケーションが不得意な子が多いです。彼らは障害という言葉は使われますが訓練や意識を変えることによって健常児と何ら変わらぬ生活を送ることが出来る子もいます。

これからの自分について

これまで、無認可保育園から認可保育園へ、児童養護施設へ、そして児童デイサービスへ。本当にいろいろな子どもと関わってきました。子どもの関わり方について、遊び方について、成長について。様々な壁にぶつかっては試行錯誤し、時には先輩にアドバイスをもらいながらも最近では少しずつアドバイスを与える立場となってきています。

そんな私ですが、これからは音楽療法士を目指していこうと思います。そのきっかけですが、どの施設にいても子どもたちは音楽がとても大好きです。子どもと一緒に歌ったり踊ったり、演奏したりする中で音楽が持っている神秘的な力をすべての子どもに与えてあげたい。その思いで今勉強しています。

これから転職を考えている方へ

児童発達支援、放課後等児童デイサービスは今、爆発的に増えてきていていろいろな施設があります。私は、どこで働いたって構わないので自分が貫いていきたい保育、療育を進めていってほしいと思っています。

そして、保育園よりも発達障害等の障害の知識をたくさん蓄えて子どもたちと療育を楽しんでほしいと思います。