今回は家族経営の小規模保育園から園長になるか出勤を減らすかの決断を迫られ、転職を決意したのり子さんにお話をお伺いしました。のり子さんには、英語保育をする企業の保育園から小規模保育園へ転職した時のエピソード、「面接で聞いていた話と全然違う?!もう働くのは時間の無駄だと感じて転職を決意」というインタビューをさせていただきました。
年齢: 36歳
保育士歴: 6年
性別:女性
地域:東京都
雇用形態: 私立小規模保育園 正社員⇒私立保育園正社員
園長になるか?それもとも出勤日数を減らすか?
園が入っていたビルが取り壊されることになり、園を移転することになりました。前の場所からもそんなに遠くない距離でしたが、いい物件が決まらずかなり小さめの場所に移転しました。
しばらくは、それでもなんとか運営できていたようでしたが、サマースクールの申し込みが減ってしまったり、プールが使えなくなってしまったこともあり、ずいぶん環境が変わってしまいました。
友人の昔の職場を紹介してもらう
履歴書は今までの経験を前面に
子供が泣いてばかりです、何を考えますか?
給食で好き嫌いが多い子はどうしますか?
子供が他の子を噛んでしまいました、どうしますか?
こんな風に、実際に起こる問題にどうやって解決策を見出すかという質問もありました。
戸惑いもある中、楽しい職場に転職が成功
編集部より:経営状態の園を選ぶことも転職では大事
そんな中、園長職になるか出勤を減らすか、という判断を迫られて転職を決意されました。
転職をする際、園の経営状況も知るというのは大切なポイントです。今回は勤務している間に状況が変わっていってしまいましたが、変わっていく可能性がある、状況が悪くなりそうな園は選ばない方が良いです。
経営状況は求人情報だけではわかりませんが、園の内部情報に精通しているキャリアコンサルタントならそのような情報を知っている可能性があります。キャリアコンサルタントに聞いてみるのも方法ですが、基本的にコンサルタントは経営状況が悪い求人をすすめてきません。
なぜかというと、転職サイトを通して採用を決めると採用側はエージェントに60~90万円の報酬を支払うことになっています。経営状況が悪化している園は保育士の採用にお金をかけませんから、このような転職サイトを利用して求人募集を行いません。逆に言うと、求人掲載が無料のハローワークは経営状態が悪化している園が含まれていると思っても良いでしょう。
話が少しそれてしまいましたが、長く安定して、好待遇の職場で働きたいと考えているなら、園の経営状況も考慮して求人を選定していくことはとても重要です。転職サイトにはそのような「経営状態が良く好待遇の求人」も多くありますから、転職活動をするならぜひ利用してください。