【複数担任の人間関係】うまくいく年度もあれば悩む年度も

保育士の人間関係 - 複数担任の人間関係

保育士として働いていると、複数担任のクラスを持つことがあるかと思います。クラスを上手く運営していくためには、同じクラスを持った担任同士で上手く連携していくことが大切ですが、人間関係がこじれてしまうと上手くいかないこともあります。私も複数担任は何度か経験しましたが、上手く人間関係を築けた年度もあれば、とても悩んだ年度もありました。

保育士同士の人間関係が良いクラス

複数担任でクラスを運営していく上で人間関係が築けるかどうかは、お互いを思いやれるかが大事だと思います。

思いやりがあればお互いをフォローし合ったり、よりよい保育にするために相手の職員のことを考えた意見を交わし合うことができます。

保育に不慣れな後輩とも担任を一緒に持ったこともありましたが、失敗するときちんと反省する、いつも前向きに学ぶ気持ちを忘れない、フォローしてもらったら感謝の気持ちを伝えてくれるような人でした。

とても良い人間関係を築くことができ、一緒に働いて大変な一年ではありましたが働きやすい環境だったと思います。クラスの雰囲気がいいと、子ども達も生き生きと過ごしていました。

保育士同士の人間関係が悪くなってしまう

複数担任の保育士の人間関係がとても悪くなってしまった年度もありました。保育では手を抜き言い訳をして仕事を押し付けてくる、園長の前では仕事を頑張りだすような職員と複数担任を組んだことがあります。

私にばかり負担が来てしまい、とても辛い思いをしました。その方は何年も先輩で、私は意見をすることもできませんでした。

本当はクラスを引っ張っていくべき立場なのに…と悩みましたが、幸い保育を頑張っているほうの担任に子ども達がなついてきてくれたので、頑張ることができました。

他のクラスの職員の目にも明らかにおかしいと見えていたようで、相談にのってくれる方もいました。誰かに話を聞いてもらうだけで気持ちは楽になるし、頑張っている自分の姿を見ていてくれる人がいたことにもとても救われました。

解決はできませんでしたが、仕事をしない職員にわざと仕事を残すようにしたり、自分の仕事だけきっちりこなすようにして、あれこれと仕事をしてもらえるように工夫をしてみたりしました。

自分で仕事を率先して行った方が効率よくクラス運営ができるとわかっていましたが、相手の職員にも少し自覚してほしいという思いがありました。

保育士同士の人間関係で悩んだら

複数担任で保育をしていると、自分の不満を伝えることはなかなか難しいです。本当は保育のことを考えたいのに、助け合うはずの職員との関係に悩むのは本当に馬鹿らしく思っていました。

しかし、複数担任は毎年続くものではありません。密な付き合いはほんの一年間だけですので、その人との関係には終わりが来るものと思って一線引いたお付き合いをするようにするといいかと思います。

また、同僚は見ていないようで見ていてくれるものですので、辛くなったら相談してみてください。

自分で不快に思っていることは、きっと他の職員も不快に思っているかと思います。自分は同じことをしないように、思いやりをもって接していけば、お互いにいい関係を気づくことができるのではないでしょうか。