転職で園によっての待遇の違いを感じた29歳女性保育士の体験談

保育士の転職体験談 - 転職で園によっての待遇の違いを感じた

新卒で5年間務めた私立の保育園。働いていくうちに違和感を感じるようになり転職を決意。転職後の認定こども園は待遇も保育士同士の人間関係も良く、最高の転職に。

転職に成功した保育士のプロフィール

年齢: 29歳
性別: 女性
地域: 大阪市
雇用形態: 正社員⇒正社員
私立保育園からこども認定園に転職が決まりました。

どうして転職しようと思いましたか?

短大を卒業してすぐに働き始めた私立の保育園に5年間勤務していました。初めて社会に出たので今考えるとおかしいと感じることでも、なんの疑問もなく仕事をしていました。

でもそれが勤務年数を重ねるどこにだんだんと疑問となっていき、結果辞めるまでに至りました。1つ目は有給です。自由にとることが許されず、残りの有給日数もおしえてくれませんでした。

また私は病気で急きょ休んでも有給扱いとしてもらっていたので、気が付かなかったのですが、同僚はどんな理由であろうが休めば1日1万ほど給料から引かれていたということがありました。そんなこともあり、だんだんと信頼感もなくなっていきました。

2つ目は新人いじめです。5年間いた中でどれだけの保育士がこのいじめによって辞めさせられたかわかりません。私も必死でかばうのですが、かばいきれずに自分を責める結果と終わることもありました。

3つ目は仕事量です。気付けは主任の仕事までさせられる始末でした。主任はといえば、子どもの学校行事や家庭のこととかこつけて頻繁に保育園を抜けるという状態。結局そのカバーを知らず知らずのうちにさせられていました。

それ以外にも沢山のことがありましたが、大まかに分けるとこれらが辞めようと決めた要因と思います。

転職するためしたことや、どのような転職活動をしたか教えてください

保育園に辞めるといい、認められるまでに1年以上かかりました。辞めることが決定したのがその年の6月でした。そこから転職活動を開始しました。

やはり頻繁に確認したのが求人情報誌です。様々な種類があるので、新しいものが出るたびできるだけたくさんの種類を見て確認していました。

ただ、そこに乗っているのが簡単な情報しかなく、あまり参考にはならなかったのがのを覚えています。そんな活動と並行して卒業した大学に行きました。

そこに来ている求人情報を確認し、合わせて過去に出された求人情報もチェックしました。もちろんそこにあるのは新人の採用を目的としたものばかりですので、めぼしいものを見つけたら片っ端から電話して状況をきいたり、こちらの意向を伝えました。

新人しかとらないというところもやはりありましたが、中には一度保育園に来てくださいという前向きな言葉もいただきました。この方法はたくさんの手ごたえを感じることができました。保育経験があるということがメリットになり即戦力になるといってもらえました。

履歴書の志望動機、自己PRなどはどのようなことを記入しましたか?

私は最初の保育園で5年間の保育経験があったので、そのことを全面的に押し出して書きました。どんなクラスを受け持った経験があるかなどです。また、学年主任という中間の管理までしていたので、そのことに関してもしっかりかきました。

行事などではほぼ総括を任されていました。そのため時間の配分や連絡をとることなどそこで学んだ経験も詳しく書きました。

志望した保育園が手作りの玩具を沢山取り入れていることを知り、私自身が細かいことが好きで手作りの物もよく作っていたことから、そこも切り口として自己PRしました。

志望動機に書いたのは、そこが認定こども園でしかも新しく立つ園でしたので、保育経験を生かして自分の保育をしてみたいというように書きました。

また認定こども園というのも当時あまり聞きなれないもので、そこにも興味があったので、新しいことにチャレンジしていきたいという内容のことを書きました。

面接で聞かれたことやその回答、面接での様子などはどうでしたか?

その保育園が育児担当制をするというところから、面接では育児担当制のことについて聞かれました。

そもそもその保育方法を知っているか、人物の名前を出され何をした人かなど、考え方や子どもとの接し方までより詳しく聞かれました。勤めていた保育園が育児担当制をするところでしたのでしっかりことえることができました。

また1つ遊びを見せてくださいとも言われ、わらべ歌をしました。はれてその園に就職することができ、驚きました。

働けば働くほど以前勤めていたところがいかにずさんなところだったのかを思い知りました。転職先の園は有給もしっかり管理できますし、休暇もきちんととれました。

いじめもなく、どの保育士とも仲良くできることに感動する毎日でした。保育園によってこんなにも待遇がちがうことを知らなかったので転職を決意して本当によかったと思います。