保育士に向いている、向いていないは、何よりも「子どもが好きかどうか」が一番の判断です。ただ、それだけでは保育士は成り立ちません。自分は保育士に向いている、向いてない、どちらなのか悩んだ時、どのような点で判断するればいいのか見ていきましょう。
保育士としての向いているのか、向いていないのか悩んだら
毎日の仕事に追われて忙しかったり、失敗が重なってしまうと「私って保育士に向いてないんじゃ…」と落ち込むことはあります。
でも一度立ち止まってみてください。冷静に見つめなおしてみましょう。いくつ当てはまりますか?
保育士の基本!子どもからパワーを!子どもと関わるのが好きですか?
保育士は「子どもが好き」というよりも、「子どもと関わる事が好き」な人が向いています。現実働くとこんなはずじゃと思うこともあります。見ているだけと関わるとは、大きな違いがありますから、子どもと関わることが好きかどうかという点がポイントになります。
保育士の仕事は大変です、失敗もあります、そんな時、「子どもからパワーがもらえた!」など、前向きな気持ちで次も頑張ろうと思えたらそれは、保育士に向いているといえるでしょう。
逆にもう子どもと関わりたくない、かわいくない、と子どもに対してマイナスなことしか思えない、と感じることもあるかもしれません。その場合、「向いていない」とすぐに判断しないで、一度休んでみることも大切です。
保育士は体力勝負!体力に自信ありますか?
保育士は体力仕事です。子どもは、元気いっぱいですから、その子ども達と一緒に関わると、保育士も当然疲れます。乳児の場合、おんぶして抱っこしてとなると力も必要です。そのため、男勝りな保育士さんは、頼もしいですね。
虚弱体質で体力がないとなると、子どもの風邪をもらったりしやすくなります。健康面など気になる人は、「向いていない」ゆうより、辛いかもしれません。
冷静に対応できますか?
保育士は、子どもの全てのお世話をします。ですから、排泄の処理など汚い仕事もあります。保育士も人間なので「臭い汚い」など感じますが、汚いから触れません。気持ち悪いから無理です。なんて言ってられません。
そして想像以上に子どもの声は、騒がしいです。赤ちゃんは泣いて訴えますから、一度に何人も泣いても、冷静に対応しないといけません。どうしよう?とパニックになっている場合ではありません。
経験を積めば慣れますが、しかし、中には子どもが好きでも、いざ働くと「こんなに子どもってうるさいと、思わなかった」と感じる人がいるのも事実です。
汚い・うるさくても避ける事なく、冷静に対応できる人は、保育士に向いているといえるでしょう。
コミュニケーションとれますか?
保育士は、人と関わる仕事です。もちろん子ども相手の仕事ですが、子どもとだけとはいきません。保護者、保育士同士とも関わりながら、預かってる子ども達を見るわけです。ですので、保護者の対応、保育士同士の連携ができないとなりません。
子どもは敏感です。保育士同士の関係が悪いと、大人同士の関係が良いか悪いか気付いてしまいます。そんなギクシャクした中で生活してたらどうでしょうか?良い環境とは言えませんよね。
保護者はお客様、保育士は、仲間です。どんな時でも、子ども第一で考え保護者に対応し、保育士とも連携して、聞く事を恥じずに分からない・困った事を聞けるかどうかも大事です。
勝手な判断をしたり、ワンマンな態度は子どもを預かる保育士としては、向いていないといえるでしょう。
恥を捨てて、子どものようにできますか?
良く子ども向けの教育番組のお姉さんなど、オーバーリアクションではありませんか?見てると大人は、大げさなと引いてしまいますが、テレビは大げさですが、でもそれくらい子どもと同じ目線になって、リアクションできる人は向いています。恥を捨て子どもになりきるかどうかです。
オーバーリアクション過ぎて、わざと臭いのは良くないですが、子どものリアクションに冷めたり、恥ずかしくてできないとなると、向いていないのかもしれません。
例えば泥遊びをし、子どもが嫌がっていても、保育士が見本となって楽しそうに泥まみれに遊ぶと子どもも意欲、興味が湧きます。
しかし、汚いし汚れたくないしと冷めていては、子供のお手本にもなりませんよね。
製作が苦手な私は向いていない?
ピアノ・工作・など技術的な面で苦手なものがあったり、自分には自信がないと思って、向いてないと落胆する事はありません。
練習したり、苦手でも作らなければならないので、繰り返ししていけばだんだんと慣れてきます、苦手でもコツが掴めます。ですかから自信をなくさないでください。これは、判断材料にはなりません。
いくつ当てはまりましたか?
以上保育士に向いているか・向いていないかでした。本当に子どもと関わる事が好き、保育士になりたい続けたいと思いがあるなら、もちろん努力で自分を変えることもできます。保育士の人皆が皆全てを兼ね備えてるかと言ったら、そんな完璧な人ばかりではありません。みんな努力しています。
向いている・向いていないというより、自分の足りない部分を直そう、良くしようと、前向きな努力ができるかどうかではないでしょうか。