保育士になって1年目、妊娠してしまった時にできることとすべき覚悟

保育士になって1年目、妊娠してしまった時にできることとすべき覚悟

保育士の資格を取得し働きだして1年目、保育の仕事に希望を持って、楽しく働き始めていることでしょう。そんな時に妊娠をしてしまったら…保育園側にはとても伝えにくいですね。保育士1年目で妊娠をしてしまったら、歓迎はされないということは覚悟しなければなりません。

保育園側には必ず報告をしよう

まずは母体とお腹の子どもを第一に考えてください。妊娠すれば、体にはたくさんの変化や不便も起こるようになります。

無理をして何かあってはいけませんので、同僚や保育園側への報告が必要になります。

時間が経過するにつれお腹も目立ってきますし、隠し通すことは不可能ですので、必ず報告しましょう

報告の際は、非難される覚悟はしておく

保育園側は、1年の年間スケジュールや保育園運営のことを計画的に考えて保育士を雇用しています。入籍済みの保育士が妊娠するのはごく普通のことであり、保育園側にも祝福されるでしょう。

しかし保育士1年目、それがもし未婚であれば、計画性がなさすぎるし、保育士としてあまりに無責任でもあります。妊娠、出産となると、保育園に限らず働くことは無理です。

臨月に入ったら、産休か退職か、いずれにしても仕事に穴があくことになり、もしクラス担任を持っていたら、子ども達のことも年度末まで保育できない可能性もあります。

報告の際は、非難される可能性があることは覚悟しておかなければなりません。自分の計画性のなさや無責任さをきちんと詫びた上で、報告しましょう。

産休、育休は取得可能ですが、風当りは厳しい

産休・育休は取得可能、でも・・・

産休・育休は取得可能、でも・・・

出産予定日の8週前から産休を取得することが可能です。もちろん、育休も取得できます。保育士1年目でも産休を取得できる権利はありますので、保育園側とよく話し合い取得するのもいいでしょう。

しかし、保育士1年目で妊娠したとなれば、仕事の負担が増えてしまう同僚保育士は、あまりいい顔はしませんよね。

それ以上に、保護者はどう思うでしょうか。産休、育休後に保育士として復職したとしても、自分の子どもを任せるのは不安に思うかもしれません。

それに、子育てをしながら仕事を続けることは、意外と大変でもあります。産後も同じ保育園で働き続けることは、風当たりの厳しいことを言われたり、辛いことがあるということを覚悟してください。

資格があればまた働ける、退職が望ましい

もし、経済的に可能でしたら、旦那さんともよく話し合いをして、退職する方が望ましいでしょう。子育てが落ち着いた頃に、また保育士として働きだしてみてはどうでしょうか。

現在は保育士不足ですので、求人はたくさんあります。保育士1年目で退職という履歴が残ってしまうのは不安でしょうが、保育園によっては子育て経験がある保育士を重宝してくれる所もあります。

子育てと仕事を両立するのが大変であれば、子どもに合わせて無理なくパートタイムで働き始めるのもいいです。無理に辛い環境で働かず、自分を必要とする保育園で働いた方がいいかもしれませんね。

できれば年度末まで、きりが良い所まで働きましょう

産休を取得するにしても、退職をするにしても、中途半端な時期に保育士が欠けてしまうような状況は防ぎたいですね。

できればきり良く年度末まで働くことが望ましいですが、出産予定日のこともあるでしょうから、運動会後や発表会後など、行事の節目の忙しい時期が過ぎたころにしましょう。

仕事の引継ぎなどもしっかり行うようにしてください。

妊娠中は、思わぬ体調の変化で入院してしまう事態になることもあります。仕事だからと決して無理はせず、辛いのであれば早い段階でお休みできないか保育園と相談することも大切です。

保育士としての責任も大切ですが、何より母体とお腹の中の赤ちゃんを優先することが大切です。