子ども達に絵本を読む、一緒に歌をうたうなど保育士は日頃から喉を使う仕事です。そのため、風邪をひくと喉の調子が悪くなるという方も多いのではないでしょうか?
熱はないので仕事は休めない。でも咳が続いてつらかったり声が枯れて仕事に支障が出てしまうという悩みを抱えることもあります。
咳は長引くと気管支炎や咳喘息を引き起こすこともあり危険です。そうならないためには、早めの対処が大切!咳が止まらないという悩みを軽減するするために。できることを5つご紹介します。 どれも簡単にできることなので、試してみてくださいね。
水分をこまめに摂る
咳は喉が乾燥している状態ですと、出やすくなります。咳が多く出るという時には、意識していつも以上に水分を摂るようにしましょう。
水分補給に最適なのは、白湯か常温の麦茶です。
ペットボトルを常備し咳が出そうになったら水分を摂る
を心がけましょう。
極力声を出さない
保育士は常に声を出していると言っても過言でないほどに、声を使う仕事です。そのため、咳が出ていても無理をして声を出してしまうという方も多いのではないでしょうか?
しかし、声の出しすぎは咳を長引かせる原因の1つです。
声を出さずに子ども達に伝えることを1つの遊びにしてしまう
休憩中は意識をして声を出さない
など、極力声を出さない努力をしましょう。
特に、子ども達との声を出さないゲームは意外と盛り上がります。遊び方は簡単!子どもに伝えたいことをジェスチャーで表すだけです。
例えば、こんな風に取り入れてみます。
散歩準備をする時には、帽子と靴下を履く真似をする
給食の時間だと伝えたい時には、食べる真似をする
など、遊びや生活の場面をジェスチャーで表し、何を伝えようとしているのかを子どもに当ててもらいます。
子ども達が正解した時には、両手で大きく丸を作って「正解!」と伝えてあげてくださいね。
マスクの着用は必須!
咳が出る時には、子どもにうつさないようにすると同時に、喉を乾燥させないためにもマスクの着用が必須です。
マスクのサイズはジャストサイズが基本。大きいサイズのマスクですと、風邪のウイルスが隙間から飛沫してしまいますし、保湿効果も薄れます。女性用の小さめサイズを着用するようにしましょう。
また、普通のマスクよりも喉を潤してくれるマスクも販売されています。保育中だけではなく就寝時にも付けると、就寝中の喉の乾燥も防ぐことができますよ。
加湿器の使用で喉を潤す
水分をこまめに摂ったり、マスクの着用と併用して、加湿器の使用も喉の保湿には最適です。保育園に加湿器が用意されているという場合には、湿度をチェックしながら使用するようにしましょう。
最適な湿度は50から60%とされています。冬の時期は特に、喉を保湿するためにも、風邪の感染拡大予防のためにも、保育室での加湿器の使用をおすすめします。
保育園で加湿器が用意されていないという場合には、濡れタオルを干したり、コップに水を入れて子どもの手の届かないところに置くことも効果的です。
咳が出始めたら早めの受診
大人になると、咳だけでは受診をしないという方も多いですが、出始めた段階で受診をすることで、適切な診断により早めに治る可能性が高まります。
仕事が忙しくなかなか受診ができない状況もあるかもしれませんが、身体が基本の保育士。酷くなる前に治せば仕事への影響も最小限で済みます。
咳の症状が出始めたら、呼吸器内科や耳鼻咽喉科へ早めの受診を心がけましょう。
また、長引く咳は咳喘息など風邪以外の症状を引き起こしていることも…。自己判断をせずに、早めの受診を心がけましょう。