保育士の第一印象は挨拶で決まります。どんな挨拶をどんな風にすることで相手にどんな印象を与えるのかということを考えた挨拶で、印象アップを目指しましょう。
新しい職場で保育士として挨拶をする時の5つのポイントと、挨拶をする相手によってどんな部分に気を付けて挨拶をすれば良いのかをご紹介します。
新しい職場での挨拶!気を付けるべき5つのこと
挨拶に笑顔は必須
挨拶をする時は必ず笑顔です。どんなにしっかりとした内容の挨拶をしていても、暗い表情で挨拶をしていては印象が良くありません。
大勢の前での挨拶は緊張で顔が強張ってしまうという方は、鏡の前で笑顔の練習をしてみましょう。
はきはきと元気に!
保育士は声を出す仕事です。挨拶の時から、声には意識をしてはきはきと元気な挨拶を心がけましょう。はきはきとした挨拶からはやる気が伝わりますよ。
わかりやすい言葉で
難しい言葉を使った挨拶は一見、しっかりとした人という感じがしますが、伝えたいことが相手に伝わりにくいです。
保育士は子どもと関わる仕事ですので、大人相手に挨拶をする時にも、できるだけわかりやすい言葉を選びましょう。
ダラダラと文章をつなげず簡潔に
挨拶をする時には接続詞を使いすぎると聞きづらくダラダラとした印象を与えます。「~で、~と」というように接続詞が多くなってしまう時には、一度文章を区切って簡潔に話すようにしましょう。
身だしなみにはいつも以上に気を配る
初めの挨拶はコミュニケーションの第一歩。いつも以上に身だしなみにも気を配りましょう。髪の毛が顔にかかっていないか、衣服が清潔でしわだらけでないかという所まで意外と見られていますので気を付けましょう。
職場で挨拶をする時のポイント
職場で挨拶をする時には、先ほどご紹介したポイントに加えて、保育士としてのやる気が伝わる内容を意識しましょう。
例えば自分がどんな風に子どもと関わりたいかということや、保育業務に役立つ特技などがあったらプラスしても良いでしょう。
4月から保育士として働かせていただくこととなりました、○○○○(氏名)です。
子どもの頃からの夢だった保育士として、子ども達と一緒に過ごせることが今から楽しみです。幼いころから運動が大好きでしたので、運動遊びや戸外遊びでは子どもとたくさん身体を動かして関わりたいと思っております。
慣れないことばかりで、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
クラス担任での子ども達への挨拶例
子どもに挨拶をする時には、子ども1人ひとりの顔を見ながらゆっくりと分かりやすい言葉での挨拶を心がけましょう。早く名前を憶えてもらうためには、名前の部分を特にゆっくりと区切りながら伝えると良いですよ。
今日から○○組の先生になりました、○○○○(氏名)です。みんなと一緒に遊んだり、お歌を歌ったり、ご飯を食べたり毎日楽しく過ごしたいと思っています。
みんなと早く仲良くなりたいので、お話もたくさん聞かせてくださいね。よろしくおねがいします。
保護者への挨拶例
保護者への挨拶は、ひと呼吸おいてゆっくりと話し始めると余裕のある挨拶に聞こえ、安心感を持ってもらえます。
子ども達とどんな風に過ごしていきたいか、どんな部分を大切にしていきたいかをプラスした挨拶にすると良いでしょう。
4月より○○組の担任をさせていただくことになりました、○○○○(氏名)です。
子ども達にとって保育園が大好きな場所になるように、1人ひとりの子どもとじっくりと関わっていきたいと思っております。
お父様、お母様ともたくさんお話をさせていただきながら子ども達の成長を見守っていけたらと思っておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。
1年間、よろしくお願いいたします。
挨拶は相手との信頼関係を築く第一歩です。保育士の武器である笑顔、そしてハキハキと分かりやすい話し方を心がけ保育士としての第一歩を踏み出しましょう。