1年目は、夢だった保育士の初めての勤務開始。とにかくがむしゃらでした。先輩保育士のようにはいかないもどかしい自分、子ども、保護者と関わる難しさ色々実際仕事をして感じながらも、多少分からなくても「まだ1年目だし」と許された所もありました。
しかし、保育士2年目は、そうはいかないプレッシャーがありました。2年目は良い面も悪い面も、色々見えてくることになります。
どんな保育士になりたいか見えてきた2年目
1年目と同じ年齢を受け持ったので、流れややり方は、把握できていました。1年目の教えてもらったことを基盤に、2年目は子どもとしっかりかかわれた年になりました。
自分なりにどんな保育をしていきたいか、保育士として子どもや保護者とどう関わり、どんな保育士でありたいかが具体的に見えた年でした。
深く追求する必要があると感じた2年目
2年目は、0歳児を受け持つのが初めての10年目のベテラン保育士と組みました。新卒の新人であれば、1年目で教えられたことを教えられますが、ベテラン保育士ということで、難しさも感じました。
さすがベテラン、色々な視点から疑問を持つ姿勢があり、質問に答えられない自分に、1年目の自分は広く浅い知識だけだったと反省しました。
子どもの嬉しい成長などのことを保護者と話すのは、慣れてきました。しかし、いろいろな保護者がいます。子どものために、時には厳しいことも言わなければならないこともありました。どう切り出せばいいのか、どう話せばいいのか、保護者との関わりの難しさに悩みました。
余裕が出てきた保育2年目の楽しさ
2年目は保育の流れなど分かっている分、子どもと関わるのも余裕が出てきて、保育士の真の楽しさもわかり始めました。
受け持っていたのが0歳児だったので、子どもの成長過程に感動する毎日でした。1年目では気が付かない成長に必要な遊び、援助をより一層考えることで、子どもたちができるようになった時の喜びは計り知れないものがありました。
初めて歩いたり、「初めて○○すること」が多い0歳児なので、それを保護者より先に見てしまったりすると、子どもたちの成長は嬉しい反面、どう保護者に伝えようか悩むこともありました。
ほとんどは伝えましたが、中には「初めては自分が見たい」と保護者もいたことには気を遣いました。それだけ子どもの成長を、見られる素晴らしい仕事なんだと改めて感じました。
保育士としての2年目を振り返り3年目に向けての課題
ベテラン保育士と一緒に0歳児クラスを受け持ち、クオリティーの高い質問を投げかけられたにもかかわらず、答えられない自分に落ち込みました。
しかし、ただ教えてもらった事をうのみではなく、一つ一つ意味を考えて、追求する気持ちを忘れてはいけないと思える良い経験になりました。
次年度はこのまま持ち上がりのクラスです。子どもたちの成長を見逃すことがなく、子どもの目線に立ち、子どもと一緒に成長して、楽しめる保育を大切にしていきたいと思いました。
そして、保護者と子どもの成長を共有し、一緒に喜び合える関係になれたらと思いました。
転職を少し意識しはじめた2年目
1年目は、何をするにもがむしゃらでした。しかし、慣れてくれば周りを見る余裕もでてきて嫌なことも見えてきます。子どもと関わることでの壁や苦悩では、転職を考えたことはありませんでした。
しかし、人間関係では辛いところもあり、転職が頭をよぎりましたが、3年経って一人前と言われていたので、来年までは我慢しようと思いました。