【保育士1年目】「3年経って一人前」その言葉に決意を固めた1年目

保育士1年目 Story:04

保育士としての1年目、正直失敗や反省することばかりで先が不安でした。その中でも、子どもたちの笑顔に触れることができ、子どもたちといる時はつらいことも忘れることができました。「3年は我慢」と先輩保育士から言われた言葉。何があっても頑張ろうと決意した1年目でした。

私が保育士を目指したきっかけ

保育士になりたいと思ったきっかけは、中学3年生の時、保育園体験学習でした。もともと年の離れた兄弟がいたため、面倒を見るのは慣れていました。そのため、子どもと遊ぶのは楽しくて、保育士さんがカッコ良く見えていました。

その中学3年生の保育体験学習で、子どもの中に一人輪に入らない子がいました。先生達ですら、「あの子は気難しくて一人でいるの。」と言っていました。

その子はメガネをかけていた子で、私自身も小学生までメガネをかけていて仲間に入れないことがあったため、「もしかして」と思ってその子に話しかけてみました。

少し話してみると、その子もだんだんと打ち解けてきてくれて、笑顔も見せてくれるようになりました。それが嬉しくて保育士を目指そうと決めました。

保育士になって初めての勤務

保育士になっての初勤務は、緊張の連続でした。笑顔を忘れてしまい、必死でした。相当怖い顔をしていたようで、先輩から「笑顔!笑顔!」と言われ反省。

指示待ち人間だけは、ダメだと学生の頃から言われていたので、「次は、何をしたらいいですか?」と自分から積極的に聞くよう心掛けていました。

子どもと関わってはいましたが、子ども・保護者・保育士の顔と名前、保育の流れ、仕事内容の把握、などメモを取り、聞きながらながら、覚えるのに必死の初日でした。

まだ自分の保育に自信が持てなかった1年目

先輩と同じようにやってるつもりでも、何だか上手くいかず、子どももいまいちまとまらなかったのが1番の悩みでした。

どこかで恥ずかしいなど自分を捨てきれない所や、自信がないために先輩の目を気にし過ぎて自分がやりたい保育が出し切れずにいました。

子どもたちもそんなところを敏感に感じ取っていたのかもしれません。

現場の声が自信につながった頃

やはり保育士として1番のやりがいを感じたことは子どもたちが「先生大好き」と言ってくれるときです。辛い時悩んだ時、子どもといると忘れられるので、子どもの素直な言葉は嬉しいです。

保護者からも「子ども目線の先生の保育好きです。これからも先生に見てもらいたい」と言ってもらえた時は、もの凄く嬉しくて、「これでいいんだ!頑張っていこう!」と自信がつきました。

次の年からは何でも答えられる保育士になりたい

1年目は、先輩保育士のリードで進む保育でついていくのに必死でした。これから保護者とも上手に関わり、子どもを上手にまとめられて、自分がこれからリードしてやれるのか心配でした。

新人保育士も入ってくるので、私は1年と言えど先輩になります。

この1年目で学んだ事を生かし、質問されても答えられるよう、もっと専門的な事を学んでいかないといけないと思いました。

3年続けて一人前、転職はまだ早い

1年目は失敗や反省だらけで、先輩のような保育士になれるのか悩んだ事もありました。しかし、「3年経ってようやく一人前」と教えてもらいました。

新人のうちしか、聞けない事があるから今のうちいろいろ質問して、先輩の良いところは盗み、悪いと思ったら自分はやらない。

先輩保育士には「今が一番吸収出来る時期。それをやらず逃したら損」と教わりました。何があっても「3年は我慢」と思い、転職は考えませんでした。