保育園もたくさんの種類があり、勤務形態ややることに関しては様々です。私が無認可保育園から認可保育園へ転職した時の感じたことや楽しいと思ったこと、環境や施設の違いなどについてご紹介します。転職活動のご参考にしてください。
無認可保育園から認可保育園への転職のきっかけ
無認可保育園で勤務しているころ、やりがいや楽しさを感じながらも無認可保育園での「不自由さ」を感じることがありました。例えば発表会、運動会などの行事がとても困難なこと。無認可保育園では毎日くる子もいれば週に1,2回しか来ない子もいるので継続した練習も難しい状態でした。
また、お金の問題も出てきます。無認可保育園では収入が保育料のみだったので、運営が厳しい状態でした。そのような状態から、認可保育園への転職を目指しました。
転職活動中の苦悩
転職には保育士専用の転職サイトを利用しました。気軽に登録するとすぐに電話が来てびっくりしましたが、着々と進められてよかったです。ある程度の要望を伝えると担当の方が求人情報から探してくれて、後日教えてくれる形でした。
ただ、実際に経験者として転職活動をしても無認可での経験は軽視されてしまう事が多いです。ましてや男性保育士となるとやはり「男性お断り」なところもあり、すべての保育園が選択肢に入るわけではありません。そんな中、とある認可保育園での転職が決まりました。
認可保育園の環境
認可保育園では、まず保育士等スタッフがとても充実しています。人が足りないとなったときには主任の先生か補助担当の先生がついてくれます。また、設備や環境もとても充実しています。
登園後は基本的に園庭で遊べます。保育士が働きやすいように用務員がいたり、掃除のパートさんがいたりして保育士は保育に専念することができたのは感動しました。
認可保育園で働き始めて感じた事
まず、人間関係。自分は人見知りする方で、初めのうちはあまり馴染めずに2,3か月が過ぎました。男性が一人きり、という環境も相まってあまり出しゃばったことはできないと思い込んでしまっていました。
もちろん、子ども相手には人見知りしないので自分の保育をしてきましたが、事務所内では黙々と書類を書いてることもありました。しかし、働いているうちに周りの働いている人たちのことがわかるにつれて少しずつ会話も増え、居場所がないと感じることはなくなりました。
周りの保育士からも、良い意味で男とみられてなかったようで、人間関係には恵まれていました。
また、無認可保育園に比べて行事の数が格段に増えたので、その準備にも時間がかかります。というより、行事、日々の記録、連絡帳、会議、お便り等日々、何かやることがあってどれから終わらせないといけないのか、考えないと終わらない事ばかりでした。
そのために勤務時間終了後に残ったり、1,2時間早めに出勤することもありました。ただ、私は「すべて子どものため」と考えると頑張ることができました。
行事にしても、子どもたちは振付を覚えたり、セリフを覚えたり、とても一生懸命です。子どもが一生懸命何かに取り込んでいる姿はとても美しくて、それを見て自分も頑張ろう!と自然に思えることができました。
そして一生懸命頑張って準備した行事は感動します。子どもたちの成長を見届けられて保育士は幸せなんだなぁ、と感じることができます。
書類や制作物なども経験を重ねるにつれて時間をかけずに作ることができるようになるので、その空いた時間でまた別のことを考えられるようになりますよね。
男性保育士の皆様へ
保育園で働くことは世間でも言われているように簡単な仕事ではありません。しかし、子どもの笑顔をたくさんもらえるのが保育士の良いところだと思います。
本当に、自分自身子ども笑顔に癒され、たくさんの壁を乗り越えてきました。それは自分の経験となって蓄積されていきます。子どもと一緒に楽しむのが保育士の仕事だと、私は考えます。