保育士をしていると、どんな服装が適切なのか悩みますよね。動きやすい服装が理想的ですので、ラフに着こなせるパーカーは良いと思われがちですが、保育にはあまり適していません。なぜ、保育士の服装でパーカーは適していないと言われるのでしょうか。
動きやすくおしゃれなパーカーでも、危険な場面もあり
動きやすくおしゃれに見えるパーカー。前がチャックタイプのものは、肌寒いときエプロンの上から羽織るのにも適しているように感じますが、保育をする上では危険なことが多いのです。
パーカーについているフード部分ですが、自分の後ろ側についているため、視界には入りません。どこかに引っかけてしまったり、子どもに引っ張られたりと、思わぬ危険が潜んでいる可能性があります。
保育士が転倒するだけならまだしも、子どもを巻き込んでしまったら一大事ですね。
また、パーカーのフードが引っかかり、物が落下した時に、下に子どもがいたら怪我につながってしまいます。
子どももパーカーはNGとしている園も
上記の理由から、子どもの服装もパーカーは控えてもらうように指導している保育園もあるようです。子ども側がNGと言われているのですから、保育士が着用しているのはおかしいですね。他にも、オーバーオールなどもNGとしている場合があります。
コートやジャンバーに関しては、フード付きもOK
戸外遊び用のコートやジャンバーですが、フードがついていてもOKとしている園が多いです。
戸外遊び、登園降園時には、寒さや雨をしのぐために帽子をかぶることがあるためです。コートは外で着用することがほとんどかと思いますが、危険がないように注意はしましょう。
パーカーの代わりにトレーナーやスモックを
パーカーの代わりに、フードがついていないトレーナーを着用すると良いでしょう。ゆったりしていて動きやすく、袖口もキュッとしまっていて、水仕事などもしやすいです。
あまり大きすぎるものは保育士としてラフに見えてしまいますので、自分に合った大きさにするといいですね。
肌寒い時にはエプロンをスモックに交換するのがいいです。スモックの、エプロンと同じ布生地でできているものや、スウェット生地、フリース生地など様々あり、暖を取るにはとても適しています。
なにより、かわいらしいデザインが豊富に販売しているので、パーカーを羽織るよりも子ども達に喜ばれたりしますよ。
パーカーを着用していた方は、この機会に見直しを
大きなフードがついているパーカーは、肩に負担がかかりやすく、疲れの原因にもなったりします。保育以外にも、ディスクワークも多い保育士ですから、肩に負担がかかるのは避けたいですね。
これまでパーカーを着用していたという保育士さんは、この機会に服装を見直してみてくださいね。