毎日忙しく動き回ることの多い保育士の仕事。休憩中くらいはゆっくりと身体を休めてリフレッシュしたいところですよね。
しかしその忙しいさゆえに、休憩時間にも仕事をしないと終わらないと悩みを抱えることも…。休憩が取れない状態が続くと、心身ともに疲れきって体調を崩しかねません。
忙しい中でも休憩を取るためにはどうすれば良いのか?休憩が取れないと悩んだ時に試してもらいたい3つのことをご紹介します。
子どもが全員眠っていなくても順番に休憩に入る
休憩時間は基本的に子どもの午睡中に取ります。子どもが全員眠ってから順番に…と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、子どもは一斉に眠ってくれるわけではありませんし、なかなか眠りに付けない子どももいます。全員が眠ってから休憩に入り始めたのでは、休憩が回りません。
例えば、保育士3人1歳児15人のクラスでは、子どもが3人眠ったらシフトが1番早い保育士は休憩に入るようにしましょう。布団の敷き方を工夫すれば1人で6人の子どもを寝かしつけることが可能だからです。
そして、眠っていない子どもが残り6人になったらもう1人の保育士は、連絡帳を書き始めながら睡眠チェック。子どもの人数の3分の1ほどの連絡帳を書いたら、その保育士も休憩に入ります。
最後に残った保育士は子どもを最後まで寝かしつけ、初めに休憩に入った保育士が戻ってくるまで連絡帳の記入と睡眠チェック。そして休憩に入ります。
子どもの様子によって多少は休憩に入る時間が変わりますが、子どもを寝かせて仕事を終えてから休憩を取るのではなく、休憩時間を考慮して順番に休憩に入るようにすると「休憩がとれない」ということが減りますよ。
すぐに終わらせるべき仕事とそうではない仕事をわける
抱えている仕事を全て早めに終わらせようとすると、いくら時間があっても足りません。それこそ休憩時間にも仕事をするという状態に。
そうならないためには、すぐに終わらせなければならない仕事とそうではない仕事をわけておきましょう。
例えば、連絡帳の記入はその日の午睡中には必ず終わらせなければなりませんので、すぐに終わらせるべき仕事です。
一方、その日のうちではなくても期日までに終わらせれば良い仕事もあります。例えば、
- 週案や月案の作成
- 子どもの個人記録の記入
- 行事計画の作成
- 行事の作り物
これらの仕事はその日の午睡中に絶対に終わらせるべき仕事ではありません。
午睡中は連絡帳の記入をしながら順番に休憩を取ることを優先的に!
決められた休憩時間を終了し、連絡帳も書き終わっている時には他の仕事にも取り掛かると決めておくと、休憩時間を削ってまで仕事を終わらせるという状態から抜け出せます。
クラス担任同士で話し合う
いくら自分だけが、決められた休憩時間を取れるようにしよう!と心掛けていても、他の担任がそう思っていなければ休憩をしっかりと取ることはできません。
決められた休憩時間を全員が取れるように計算して休憩を回す
という点を、必ずクラス担任間で話し合うようにしましょう。時には職員会議などで、休憩時間が短くなってしまうこともありますが、短くする時にも担任全員が同じ時間を取れるようにすることが大切です。
1人だけ決められた休憩時間を取得していて、他の保育士が取れていないという状態は不平不満につながりますので、絶対に避けるようにしてくださいね。
休憩を取ることも仕事のうち!しっかり休んで午後の仕事に取り組もう
忙しい毎日の中で、休憩時間を減らしてでも仕事を終わらせてしまいたいと感じることもあります。しかしその状況が続くと疲れが出て仕事にも支障をきたすこともあります。
休憩をしっかりと取って午後の仕事に備えることも仕事にうちです。担任間で話し合い、全員が平等に決められた時間を取得できるように心掛けてくださいね。
休憩が取れるように工夫しているにも関わらず、
- 保育士の人数が少なくて休憩が取れない
- その日のうちに終わらせるべき仕事が多すぎて休憩を取る余裕がない
そんな場合は、保育園の体制や環境自体が問題という可能性もあります。
しっかりと休憩を取って仕事に取り組めるという保育園で働くために、転職という選択肢も視野に入れてみてくださいね。
職員のことを考え、休憩がしっかりととれるような仕組みができている園もあります。園を変えただけで、こんなにも違うのかと感じた保育士も多くいるのも現実です。
休憩がとれないとどんどん疲れがたまっていってしまいます。きっともっと良い環境の園があるので、まずは情報収集して今の環境と比べてみてください。保育士転職サイトにはたくさんの求人があり、待遇の良い求人も多くあります。一度チェックしてみてくださいね。
2018