保育士とチャイルドマインダーの資格の違いとは?資格取得の3つのメリット

保育士とチャイルドマインダーの資格の違いとは?資格取得の3つのメリット

保育士としてのスキルアップのため、チャイルドマインダーの資格を取得するという方がいるそうです。聞いたことがあるけれど、どんな資格なのかまでは知らないという方もいるでしょう。チャイルドマインダーとは、家庭的で個別の保育がメインの資格です。

チャイルドマインダーの資格とは

チャイルドマインダーとは、少人数保育を目的とした専門の資格で、民間資格です。子どもひとりひとりの個を尊重し、質の高い関わり方を追求していきます。

1施設につき5人以下、1人のチャイルドマインダーで対応できる子どもの数は年齢により1~3人までと厳しく設定されていますので、子どもも大切にされているということを実感し、安心して過ごすことができます。少人数なので、こどもの個性に合ったきめ細やかな対応ができます。

子どもに対する責任感はもちろん、保育や教育に関する知識と技術、保護者とのコミニュケーション能力なども必要な資格です

養成講座を受講し、試験に合格すれば取得可能

養成講座を受講し、試験に合格すれば取得可能

養成講座を受講し、試験に合格すれば取得可能

チャイルドマインダーの資格を取得するためには、資格認定を行っている団体の養成講座を受講し、試験に合格しなければなりません。受講期間は約6か月です。保育士はもちろん、子どもに興味のある社会人や主婦など、保育未経験者でも受講ができます。

企業によっては、受講コースがいくつか設定されているところもありますので、自分の経験やライフスタイルに合ったコースを選ぶと良いでしょう。

資格を生かした働き方

チャイルドマインダーの資格を生かした働き方は、主に2種類あります。

施設型保育
保育園や自治体、企業と契約して働く方法です。保育園の他にも託児所や病院内保育などがあります。

家庭的保育
保護者や自治体と契約をします。自宅を保育室として子どもを保育したり、家庭へうかがい子どもを保育する方法があります。

チャイルドマインダーと保育士の違い
チャイルドマインダーは民間資格ですが、保育士は国家資格という点が一番大きな違いです。チャイルドマインダーは、民間の養成講座と試験のみで資格が取得できますが、保育士は専門の養成学校や大学での単位が必要となり、保育士試験に合格しなければ取得できません。

また、チャイルドマインダーが少人数保育限定なのに対し、保育士は大人数での保育が可能ですので、求人数や働き口の多さの違いもあります。

保育士がチャイルドマインダーの資格を取得する3つのメリット

保育士としてのスキルアップに

チャイルドマインダーは、少人数保育という点に重点をおいています。『個』を大切にし、1人1人と向き合った家庭的な保育を行いますので、より子どもの成長に携わっ、たきめ細かい保育が身に付きます。

小規模な保育施設で働きたい

保育園のような大規模な施設が苦手で、託児室や訪問保育など小規模なところで働きたい場合、保育士の資格だけでなくチャイルドマインダーの資格があれば、より質の高い保育ができます。

保育施設を開業したい

自宅を保育室にして子どもを預かったりなど、ゆくゆくは開業を考える方にもおすすめの資格です。

スキルアップを目指したい保育士さんには、おすすめの資格です。より質の高い保育をするためにも、取得を検討してみてはいかがでしょうか。