仕事量が多いと言われている保育士ですが、1年間を通して忙しい時期、比較的忙しくない時期があります。保育園や役職によって違いはありますが、やはり行事前はみなさん忙しくなるのではないでしょうか。1年間の中でいつ頃が忙しくなるのか把握し、忙しい時期を上手に乗り越えましょう。
保育園の1年間のスケジュール例
では、ある保育園の行事と製作物の例を紹介いたします。
5月…親子遠足、母の日製作
6月…お泊り会、父の日製作
7月…七夕集会、七夕製作
8月…夏祭り、夏のおもちゃ作り
9月…運動会、敬老の日製作(※運動会を春に行う園もあります)
10月…サッカー大会、ドライブ遠足、
11月…親子料理教室、作品展
12月…発表会、クリスマス製作
1月…保育参観、正月製作
2月…豆まき会、節分製作
3月…ひな祭り会、卒園式、お別れ会、ひな祭り製作
※季節ごとに壁画を制作したり、月ごとの歌の練習も必要です。
保育士が忙しい時期は9月と12月
様々な行事がありますが、1年間の中で最も忙しいと言えるのは9月の運動会と12月の発表会ではないでしょうか。
保育士は大道具や小物、衣装づくりに追われがちになり、子ども達の練習もしなくてはならないので、大変な時期です。
また、4月は新入園児が多く、進級して担任も変わったことなどでクラスの雰囲気が落ち着かず、バタバタとした日が続きがちになりますし、3月は卒園や進級に向けた準備で忙しくなります。
他の月も行事や製作が続きますが、行事担当が大体決まっていたりするので、比較的落ち着いて過ごせる時期です。
余裕をもって仕事を進めていこう
忙しい時期を見越して、落ち着いている時期に仕事を少しでも進めておくと、後から大変な思いをせずに済ませることができます。
運動会の時期が忙しいとわかっていたら、その月の製作準備を余裕があるときに済ませておくと、運動会の準備に集中して組むことができます。
発表会なども余裕のある時に、題目を選出してセリフや振付を考えておくことで、練習をスムーズに始められるし、その分衣装づくりなどに専念できます。
目安としては、ほかの保育士さんたちが始めだす数週間~数日前くらい前にもう取り組み始めると、仕事の進みだけでなく心にも余裕ができます。
あくまで保育士のスケジュールを早めるということですので、子ども達の活動は指導計画通りに進めてくださいね。
1年を上手に乗り越えるには仕事の割り振りが大切
保育士の1年間は行事に追われ忙しいものですが、仕事の割り振りを上手くこなし、一番忙しくて大変な時期に少しでも負担がないよう過ごせるのが理想的です。
勤めている保育園によって年間スケジュールは異なりますので、自分の園のスケジュールを確認し、自分に無理のない仕事の割り振りをしてみてくださいね。