保育園で感染症が流行した場合の保護者へのお知らせ方法、文例も紹介

保育園での感染症、保護者へのお知らせ方法

保育園は集団生活の場。免疫力の少ない子ども達が大勢集まっているので、感染症を最大限予防はしていても、どうしても流行してしまいます。感染症が流行した場合、保護者へのお知らせも大切。保育士や保育園側の迅速な対応が必要になってきます。保護者へのお知らせ方法を文例も交えてご紹介します。

感染症をいち早く伝えるには玄関に連絡ボードを設置

感染症の情報は、なるべく全保護者に伝えなければなりません。正確な情報を共有するために、園にある連絡ボードを活用するのが良いでしょう。

連絡ボードは保護者の送迎の時に一番最初に目につくように、玄関の目立つところに設置します。感染症情報が送迎してすぐに得られると、保護者が子どもの様子の変化にも気が付きやすくなります。万が一感染してしまっても、たとえば熱が出たならその原因に心当たりがあり通院することができます。

仕事の都合がついたり、家族に見ていられる人がいる家庭は、感染症予防のために園をお休みするなどの処置をとることができます。

連絡ボードは普段はその日の行事の情報や献立、園便りなどの情報を公開し活用できます。

詳しく情報を提供するには口頭やお便りで

保護者と送迎の時間に話す時間があったら、感染症に関して注意を呼びかけるようにします。また、様子がおかしい場合は通院を呼びかけましょう。

面と向かって伝えにくいことではありますが、保護者の子と他の子への感染予防のためにも協力をお願いしますということを伝えましょう。

感染の勢いが大きい場合は、臨時で園便りを発行して注意を呼びかけます。

保護者へのお知らせの文例

では、保護者にはどのような情報を提供しなければならないのでしょうか。保護者は感染症に警戒するために、より正確で詳しい情報を求めています。

実際に文例をご紹介します。

○○の感染症が保育園で流行しています。

○○の感染症は現在、△△組で▲人の状況です。(人数は園の方針によってお知らせしないところもあります。)
症状は、●●●●で、●●が特徴です。

感染予防のため、家庭でも手洗いうがいをきちんと行うようにしましょう。

もし○○の感染症にかかってしまった場合は、※※※※の症状が治まって※日経過してからの登園となります。

他の子への感染防止のためにもご協力お願いします。

このように伝えると良いでしょう。

感染症を広げないために

感染症を広げないためには、園での配慮はもちろん必要ですが、各家庭の協力も不可欠です。保護者の理解を得るためにも、園側の情報も正確に正しく伝えていくことが大切です。

保護者と上手く連携をとり、感染症の拡大防止に努めていけるよう心がけましょう。