七夕に子ども達に読んであげたい!おすすめ絵本4選

日本に昔から伝わる七夕。子ども達と一緒に飾りを作ったり短冊を書いて、7月7日の七夕を楽しみにしている保育園も多いのではないでしょうか?
保育園の行事としてもメジャーな七夕ですが、子ども達に七夕の由来を伝えるのは意外と難しいものです。

そんな時におすすめなのが七夕に関する絵本です。「七夕ってなあに?」という子ども達の疑問に分かりやすい言葉と絵で答えてくれる絵本はもちろん、子ども達が七夕を身近に感じられる絵本の読み聞かせで、ますます七夕が楽しみになりますよ。

七夕の時期に子どもに読んであげたい絵本を4冊ご紹介します。

天の川でプール開き!?ワクワクすること間違いなし「たなばたプールびらき」

【対象年齢:2歳~】

天の川で年に1回のデートを楽しんでいた織姫と彦星。望遠鏡をのぞいていると「あまのがわでおよいでみたい」という願いごとを見つけます。早速、織姫と彦星は子ども達を天の川へご招待。なんと天の川でプール開きをすることになったのです。どんな楽しいプールびらきになるのでしょうか?

天の川で泳げるの!?この時点で子どもの気持ちをぐっと引き込んでくれるこの絵本。さらにはプール開きに織姫と彦星はシンクロナイズドスイミング。これにはみんな大笑い。こんな七夕あったら良いなと子どもの想像力を広げてくれる1冊です。

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七夕の願い事にスポットを当てた「ほしにおねがい」

【対象年齢:2歳~】

七夕の日にお願い事を叶えなければ、一人前の星になれない星の子。笹の葉にはたくさんの願いが書かれた短冊が下げられています。星の子が目をとめたのは「ねこのみーやがきっとかえってきますように」というえりちゃんの短冊です。目に涙をためたえりちゃんの姿を見た星の子は、えりちゃんのお願いを叶えてあげようと決めました。大冒険をしながらみーやを探す星の子。えりちゃんのお願いは無事に叶えられるのでしょうか?

子ども達の七夕の楽しみの1つが、短冊に願いごとを書くことですよね。そんな願いごとにスポットを当てたこの作品は、暖かな絵と「星が願いを叶えてくれる」という子どもにもわかりやすいストーリーで、七夕をより身近に感じることができますよ。

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七夕の由来がわかりやすく描かれている「たなばたものがたり」

【対象年齢:3歳~】

星の世界に住む織姫と牛飼い。2人はとても働き者でしたが、結婚するとその様子はすっかり変わり全く働かなくなってしまいました。
そんな様子を見た、星の世界の天帝は2人を引き離します。「しっかりと働くならば1年1度合わせてやろう」と天帝から告げられた2人は…。

一般的によく知られている七夕の物語を、分かりやすい言葉と絵で描いた作品です。彦星はこの物語では「牛飼い」と書かれています。
保育園の七夕会で子ども達に読み聞かせていた絵本ですが、2歳児でも月齢の高い子どもは真剣に聞いてくれていましたよ。

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切ないストーリーと幻想的な絵が魅力「たなばた」

【対象年齢:3才~】

天の川の西側、人間の世界に住む牛飼いは天の川で美しい天女に出会います。天女を妻にした牛飼いは2人の子どもにも恵まれ幸せに暮らしていました。しかし、そのことを知った
天のおうぼさまは怒り、牛飼いや子ども達と引き離し天女を天に連れ帰ってしまったのです。悲しむ牛飼いと子ども達…。牛飼いは牛の皮を着て子どもをかごに入れてかつぎ、天女がいる天へと上っていきました。3人は無事に天女に会うことができるのでしょうか?

七夕の由来として聞くことの多い、「織姫と彦星が働かなくなってしまい…」というストーリーとは違いますが、こちらも七夕の由来とされている物語です。

妻を突然失った夫と、母を失った子どもがどうにかして会いに行こうと奮闘する姿は切なく、引き込まれます。また、独特な絵のタッチと色使いがこの絵本の魅力の1つです。3歳児クラスで読み聞かせた時には、「お母さんに会えて良かったね」と牛飼いの子どもに感情移入して聞いている子どもがたくさんいましたよ。

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絵本を通して七夕をもっと身近に!

七夕を行事として楽しんでいる保育園もたくさんあると思いますが、由来を知ったり、想像力が広がる絵本を通して七夕をより身近に感じることで、行事がますます充実したものとなります。

昔から伝わる七夕を絵本の力を借りて、子ども達にも伝えていきたいですね。