保育士として働く中で避けて通れないのが、園長との関係作り。園長と話をする時に、緊張してしまうという方も多いのではないでしょうか？
園長と合わない、園長から良く思われていないのでは…と悩みを持つ方も実は少なくありません。
園長と合わないと感じるのはどんな場面なのか、そして園長と合わないという悩みを解決するため保育士ができることとは？
園長との関係に悩む時に試してもらいたい解決方法をご紹介します。
園長と合わないと感じるのはこんな時
まずは園長と合わないと感じる場面を考えてみましょう。
保育の流れを無視した指示や言動
園長は、運営を中心に行い保育にはほとんど入らない場合もあります。そんな中で、突然クラスに入ってきて保育内容を指示されると、保育士も子どもも混乱してしまいます。
保育計画や行事計画、制作案など全てを否定
保育計画や行事計画などは、保育園の責任者である園長に見せてから実際に行うことが多くなります。もちろん、責任者として意見や指導をする必要はありますが、「こんなのはダメ」と否定ばかりで、具体的にどこがダメなのかを指導してくれない。他の保育士は比較的スムーズに案が通っているのに自分だけ通らないことが続くことも…。
子どもや保護者の前でも叱責される
保育士は子どもや保護者の前では「保育士」の顔を作っています。しかし、そんな時にもお構いなしで保育士を叱る園長も実際にいるのです。子どもと保護者の前ではやめてほしいと切に願います。
保育士間で対応が明らかに違う
園長の中でも、お気に入りの保育士とそこまででもない保育士は絶対にいます。ただ、保育士全体をまとめる立場としては、自分の気持ちは一先ず置いておいて平等に接してもらいたいですよね。
他の保育士には笑顔で挨拶をするのに、自分が挨拶をしても無視をする。職員会議などであからさまに自分が担当しているクラスだけを批判するなど、合わないという域を超えていじめとも思える園長の態度に悩んでいる方もいるのは事実です。
保育園の責任者である園長と「合わない」「嫌われているのでは」という悩みを持ちながらの勤務は、本当に辛いですよね。ではどうすれば園長と合わない悩みを解消できるのかを見ていきましょう。
解決法①「保育の流れは子ども中心」ということ大切に
突然保育に入ってきて流れを乱されることに困っているという時には、現在どんな状況でどのくらいで園長が指示した保育を始められるのかということをはっきりと伝えましょう。
例えば、こんなエピソードがあります。
保育の流れは園長に何と言われようと、子ども中心に！どんな状況なのかを説明するようにしましょう。
解決法② 計画や案は何通り考えておく
保育計画や制作案などは、否定をされたら次の案をすぐに伝えられるように、いくつか案を考えておくと安心です。
「こんなのはダメ」と否定されたら、「ではこのような案はいかがでしょう？」と計画の確認と言うよりは、プレゼンという感じで。
それでも「ダメ」と言われるときには、具体的にどんな部分がダメなのかを突っ込んで聞いてみるのも1つの方法です。「自分で考えなさい」と理由を説明してくれない場合は、理由もなく否定している可能性もありますね。
解決法③ 何があっても笑顔で挨拶
自分にだけ冷たく当たられているように感じると、ただでさえ園長を前にすると緊張するのに余計に園長に話しかけづらくなってしまいますよね。
しかしそんな時こそ、笑顔で挨拶をしましょう。機嫌によって挨拶を返してくれる時もあればしてくれない時もあると思いますが、毎日挨拶をしていることは必ず伝わっています。そのうちに、園長も笑顔で挨拶を返してくれる日がくるかもしれません。
合わないという悩みが解消できないときは、転職も選択肢の1つ
自分なりに園長との関係を作る工夫はしてきた、でもどうしても園長と合わない、他の保育士との対応と違う気がするという悩みがあるときには違う職場を探すことも1つの方法です。
園長以外の保育士と合わない場合には、主任や園長に相談をして解決ができる可能性もありますが、園長と合わない場合にはそうもいきません。
保育園は現在働いている場所だけではありません。自分が保育士として気持ちよく働ける勤務先を探すことも、保育士としての仕事を長く続けていく秘訣ですよ。
良い園には良い園長がいるように、あなたに合う園長がいる園はあなたに合った園かもしれません。保育士の仕事はたくさんありますので、どんどん可能性を広げていってください。
転職サイトにはたくさんの求人が掲載されています。情報収集のためだけに登録する、という使い方でも大丈夫です。あなたに合った園は他にあるかもしれません。
2018
そこで、思いきって「今、散歩の準備中なのであと15分待ってください」と言ってみました。すると意外にも「あら、そうなのね」と玄関に降りて行ったので拍子抜け。本当に子どもの準備にどのくらいの時間がかかるのかが分かっていなかったようです。