私が保育士になり3年目に突入しました。この年は1年下の後輩と組んで、1、2歳児クラスの主に1歳児の担任をすることとなりました。3年目にもなりますと、大分自分に自信がついていました。クラス運営も上手く回せるようになり、保育知識もそれなりに身についていて、ようやく自分の理想の保育ができるようになってきていました。
成長している自分を感じた3年目
2年目の頃はまだどこかおどおどしたり、不安な気持ちが残っていましたが、3年目は自分に自信がついたことや環境に慣れたこともあり、保育をするということを楽しめるようになりました。
保育士が楽しんでいると、子ども達も楽しい気持ちになってくれているというのがよく伝わります。2年目はなんとか回せていた誕生会は、盛り上がったと言えるくらい進行できるようになりました。
子ども達への言葉がけなんかも、その時に適した言葉が自然と出てきたし、子ども達も素直に従ってくれるようになりました。
自身がつき、調子に乗りすぎた部分もあった3年目
3年目ともなると、失敗もあまりなくなり保育を楽しんでいました。しかし私の悪い癖で、楽しくなって周りが見えなくなるということがあります。
例えば、外遊びをしすぎて給食の時間に遅れ、給食室に迷惑をかけてしまったことがあります。ちゃんと園全体の都合まで考えられるようになったのは、もう少し後になってからのことでした。
保育士が天職だと感じたのは3年目
自分の思い通りに保育ができるようになると、とにかく毎日が楽しくて、子ども達にこんな体験をさせたいなとか、こういう作業ができるからこういう制作をしてみようとか、いろいろなアイディアが出てきました。
1歳児クラスでしたが、子ども達も楽しんでくれているのが伝わってきたので、毎日にやりがいを感じていました。朝や夕方の送迎の時間くらいしか一緒にいることのない以上児クラスの子ども達も私になついてくれるようになって、保育士って楽しいな、保育士になってよかったと3年目にして初めて感じました。
保育士としての3年目を振り返って
とにかく楽しく過ごすことのできた3年目でした。失敗もありましたが、その失敗の原因が明確に捉えることができるようになっていたので、繰り返すこともなくなっていました。
まだまだ一人前の保育士とはいえませんでしたが、後輩ができフォローする立場に回ったので、1年目の時に自分が先輩にしてもらったことを、今度は私が返していこうと思えるくらいの余裕も出来てきました。
転職が決まった3年目
とにかく毎日楽しく過ごしていましたが、3年目にして転職することとなりました。
規模の小さい園でしたので、当時は少子化が深刻で、私が採用された頃は60人だった子ども達が40人にまで減ってしまいました。
そのため何人か退職することなり、私が退職することとなりました。ですが、このまま園に残っても臨時職員のままで正社員になることもなく、昇給もありません。
同期には3年目にして正職になっている人もいるので焦りもありました。保育士を続けていくならもっと条件のいい環境があるのではと思い、転職活動を行いました。
1月の早い段階から退職を通達されすぐに転職活動を行ったので、3月までには市内の規模が大きい保育園への就職が決まりました。