体調不良で休みすぎの保育士がすべき3つのこと

保育士になりたての頃は特に、子どもからの風邪がうつったり疲れが出るなど、体調を崩しやすくなります。また、育休から復帰したときも我が子の体調不良に加えて、自分も体調を崩すことが増え休みがちになることもあります。

頻繁に休んでいると周りの人に迷惑をかけてしまって申し訳ない、迷惑な人だと思われているのではないかと落ち込んでしまいますよね。しかし、休んでいるからといって何もできないわけではないのです。

体調不良で休みすぎてしまい悩んでいるという方へ。すべきことを3つご紹介します。

同僚への引継ぎ、伝達は必須

体調不良で休んでしまう保育士がいた時に1番困るのが、引継ぎがない場合です。特に保護者からの伝達を伝えないままで休まれてしまうと、保育園への信頼が損なわれる可能性もあります。

また、事務作業や行事の準備も1人で抱えたまま休んでしまうと、続きの作業を他の保育士が引き継いで行うことができずに、期日に間に合わないこともあります。

そうならないためには、日ごろからこまめに引継ぎをすることが大切です。少なくとも同じクラスを担当している保育士には、保護者からの伝達事項はもらさずに伝えることが原則。

忙しい保育の中で伝える時間がないという場合には、クラス専用の引継ぎノートを作っておくと良いでしょう。ノートには、担任間で引き継いでおきたい保護者対応や子どもの様子、制作や事務作業の進み具合など、どんなことでも記載しておきます。パソコンでの事務作業は、他の人が見てもデータが分かりやすいようにまとめておきましょう。

伝え忘れてしまった場合には、休んでいたとしても園への電話や同僚へのメールなどで必ず伝えてくださいね。

休んだ日の夕方までには、体調と翌日の出勤状況を伝える

保育士が体調不良で突然休んだとしても、子どもの人数に対して必要な保育士の人数は変わりません。そのため、園長や主任が保育に入ったり、元々は休み予定であった保育士が急遽出勤するなどして保育体制を整えています。

そこで重要なのが、翌日は出勤ができるのかというところ。今現在、どんな具合で翌日は出勤ができそうなのかということを、発熱の様子、その他の体調も含めて必ず夕方までには連絡をするようにしましょう。保育園によっては、夕方の16:30までと時間も明確に決まっているところもあります。

その理由は、早番の保育士が16:30には帰宅してしまうからです。翌日も出勤が危うい場合には、シフトの時間を調節して休んだ時にも対応できるような配置にする必要があります。保育士の時間をずらしますので、早番の保育士も揃っている時間帯までに連絡が欲しいのです。

感染症で休む場合には医師の診断により休むべき日数が決められていますので、毎日連絡をする必要はありません。出勤可能な日にちを伝え、変更があった場合には再度連絡をするようにしましょう。

安静に過ごして体調を整えることが1番の役割

体調を崩して仕事を休む人の1番の役割は、安静に過ごして体調を整えることです。仕事に行けない分、自宅で仕事をしなければ…と体調不良にも関わらず自宅で壁面作りや保育計画の立案など仕事をしてくる人もいますが、それで体調不良が長引いてしまっては本末転倒。今は身体を休めるのが仕事と割り切って安静に過ごしましょう

また、病院に行かずに自宅で様子を見るという人もいますが、仕事を休む時には病院受診が基本です。自己判断ではなく診断の結果を園に伝えるようにしましょう。

休みすぎの時は少しの心がけで周りからの印象がかわる

体調を崩すことは誰でもあり得ます。風邪や感染症が流行ることの多い保育園という環境の中にいればなおさらのこと。

体調不良で休んだ時に周りへの迷惑を最小限にするためには、日ごろから引継ぎをすること、必ず翌日の出勤状況を伝えることが大切です。あとは、身体の調子を整えることを1番に考えましょう。

そして、他の保育士が体調を崩した時には、自分が助けてもらったのと同じように、仕事のフォローと温かい言葉をかけてあげてくださいね。