保育士の6つのNGワード、保護者に使ってはいけない言葉とは

保護者に使ってはいけない6つのNGワード

保育士は、保護者との人間関係にとても気を使いますよね。保護者とのやり取りの中で、気に障ってしまうようなNGワードを使うと、関係が悪化してしまいかねません。保護に使ってはいけない6つのNGワードを紹介します。

NGワード1:「できない」という言葉

保護者は、自分の子どもができないと言われるのは、否定されているようで嫌な気持ちになりますよね。例えば「箸が使えない」という言葉は「箸の持ち方ですが、○○君も頑張っていてもう少しでできそうなので、お家でも練習してみてくださいね」という言い方に変えてみてはどうでしょうか。

NGワード2: 子どもを傷つける言葉

保護者にはもちろん、子どもにも絶対に言ってはいけない言葉です。子どもですから失敗することもあるでしょうし、保育士の期待に添えないこともあるでしょう。

そんな時に、「失敗した」「いじわる」「泣き虫」など、傷つけたり馬鹿にするような発言をされたら悲しい気持ちになりますね。

NGワード3:保護者への理解がない言葉

保護者は忙しく働いていて、保育園を信頼し頼って子どもを預けています。それなのに、園の都合を押し付けられ理解のない発言をされたらイライラしますよね。

「お迎え早くなりませんか」「持ち物の忘れ物が多いので気を付けてください」「風邪を他の子にうつしたらいけないから休んでください」など…保護者なりに頑張っているのですから、配慮のある発言を心掛けたいですね。

「○○くん、お熱が上がって元気がないようです。鼻水も出ているし、給食もあまり食べませんでした。お母さんも忙しいとは思いますが、通院してお薬をもらえると、○○君も楽になると思いますよ」など、子どもの様子を交えつつ伝えるのはどうでしょうか。

NGワード4: 子どもが可愛そう

保護者は精いっぱい育児を頑張っています。それなのに「仕事ばかりで子どもが可愛そう」「お迎えが遅くて可哀そう」などと言われたらどんな気持ちをするでしょうか。家庭での育児方針は人それぞれ、サポートするのも保育士の仕事です。

NGワード5 :他の子と比べる

子どもは個人差があって当たり前。それなのに、「○○君は普通とくらべて遅い」などと言われると、保護者も心配になってしまいますし、他の子どもと比べられて良い気持ちはしませんよね。

NGワード6: でも、だって

保育園と保護者の相違などで苦情があるかもしれませんが、言い訳から入ってしまうと、保護者は園に不信感を抱いてしまいます。保護者側の勘違いだったとしても、まずは「すみません」と謝りましょう。理由があるのであれば、保護者の気持ちが落ち着いてから話し始めます。「でも、だって」は禁句です。

自分が言われて嫌なことは、保護者に対しても言わないように

自分が言われて嫌なことは、保護者も嫌だと思うことは当たり前です。自分にも子どもがいると仮定し、預けている保育園の先生にこんなことを言われたら嫌だ…と、保護者の立場に立って発言することが大切です。