毎日の残業が当たり前になってしまっている、自分の仕事は終わっているのに先輩保育士が残っているから帰りづらいなど、帰りたいけど帰れないのは辛いですよね。
ただでさえ、忙しくて体力勝負の保育士の仕事。帰れる時には早く家に帰って身体を休めたいものです。そんな悩みを持つ保育士の皆さんへ。帰りづらい時に試してもらいたい方法をご紹介します。
手伝える仕事がないか尋ねてみる
自分の仕事は終わっている、でも先輩が残っているから帰りづらいという時には、「何かお手伝いできることはありますか?」と一声かけてみましょう。
クラスごとの事務作業などは、他のクラスの担任では手伝えないことがほとんどですので、大体の場合は「大丈夫だよ。ありがとう」という言葉が返ってくると思います。
そう言われたら、堂々と「何か手伝えることがあったら言ってくださいね。今日はお先に失礼します」と帰宅することができますよ。
しかし、作り物など他の人でも手伝える仕事の場合は要注意!本当に仕事を頼まれてしまう可能性があるからです。先輩がどんな仕事で残業をしているのかを見極めて声をかけるようにしましょう。
帰りたい理由を先輩保育士に伝える
後輩の立場からすると、先輩保育士が残っていると帰りづらいものですが、先輩はその状況に気付いていないかもしれません。
そのため、帰りたい理由を伝えると意外にも気持ちよく送り出してくれることもありますよ。
例えば、「腰が痛くて整体に寄っていきたいので」「人と会う約束をしているので」など「お先に失礼します」と言う前に一言理由を添えるようにしてみましょう。
体調面が理由の時には、身体の心配をしてくれることがほとんどですし、人との約束では日頃の頑張りをしっかりと見てくれている先輩ならば、「行ってらっしゃい」と送り出してくれるはずですよ。
残りの仕事を自宅で終わらせることをアピールする
作り物などは残業をして作るよりも、自宅で1人で作った方が集中できてはかどるという場合もあります。
早く家に帰ってゆっくりと作業をしたいけれど、先輩がまだ残っているという時には、実際に残っている仕事を先輩に伝えたうえで、「自宅でできる作業ですので、残りは持ち帰って終わらせてきます」と伝えるようにしましょう。
帰っても仕事をしようとしている後輩に、嫌な顔をする先輩はいないはずです。
大切なのは、「終わらせる」と断言した仕事はしっかりと終わらせてくること。いつも仕事が終わっていない状態ですと、口ばっかりの後輩というレッテルを貼られてしまいます。
自宅で作業をした方が効率が良い場合にはプライベートに使える時間が増えますので、作業が終わった後は、自宅でゆっくりと身体を休めてくださいね。
帰りづらい環境が続く場合は転職も1つの選択肢
保育園は上下関係が厳しく、先輩に気を遣ってしまい帰りづらいという状況も多いかもしれません。しかし、毎日帰りづらく残業が当たり前の環境では身体も休まらず、体調を崩したり仕事に影響が出る可能性も出てきてしまいます。
自分の身体を守り、しっかりと仕事をするためには、帰りづらい環境から抜け出す努力も大切です。
ただ、中には理由を伝えていても後輩が先に帰ることに嫌な顔をする先輩が多かったり、そもそも仕事量が多くて残業をせざるを得ない保育園があることも事実です。
保育園は1つではありません。そして保育士は常に求められています。帰りづらい、残業が当たり前などのマイナス面が多いようであれば、転職を視野に入れることも選択肢の1つです。
まずは自分で打開策を見つけてみる、ダメなら転職もある!と考えておくと、少し気持ちが軽くなりますよ。
保育士の転職サイトは登録しておくだけでも希望に近い求人が出れば教えてくれます。毎日忙しすぎて求人を見る気にもなれない、そもそも平日に面接なんていけないし、という場合でも専任のコンサルタントがサポートしてくれます。
働きながら求職は無理、なんてことはありません。良い環境の園はたくさんありますから、視野を広げてみるのもいいですよ。
2018