30代未経験でも保育士として働ける!今までの経験や子育て経験が強みに

現在深刻な保育士不足になっていますよね。待機児童は全国で5万人を超えています。東京都の求人倍率は6倍近くにもなっています。こんな保育士不足の中、社会経験や子育て経験のある30代の保育士の需要が高まってきています。
未経験で保育士として0からスタートするのは勇気がいりますが、30代だからこそできることやメリットもたくさんあるんです。

30代未経験でも保育士の仕事はある!

0歳児も含め、日本全国の待機児童数は2018年で5万人を超えました。2017年10月の東京都の保育士の有効求人倍率は5.99倍となっています。これは1人の保育士に約6件の求人があるということで、倍率が高ければ高いほど、仕事が見つけやすいということになります。

日本全国平均でも有効求人倍率は2.76倍なので、保育士1人に対して約3件の求人があるということになります。

保育士の求人を見ていても「未経験歓迎」とされているものも多くあります。

保育士としては未経験かもしれませんが、30代であれば社会人としての経験は少なくとも数年はあるのではないでしょうか?そして出産・子育てを経験していればそれは大きな強みになります。

今保育士は不足しています。未経験で保育士の仕事にチャレンジすることは難しいことではありません。ぜひ前に一歩踏み出してみてください。

30代での保育士転職は今までの社会経験が生かせる

保育士にコミュニケーション能力は必須

例えば、会社で必要なコミュニケーション能力や事務処理能力。これらは保育士として働いても必須です。

保育士同士のコミュニケーションや保護者とのコミュニケーション、そして地域の人たちとのコミュニケーションもあるでしょう。

保育士は大切な子どもの命を預かる仕事です。教室内でも屋外でもコミュニケーションをとりながら安全な保育をする必要があります

物事に対しての柔軟な対応は社会人の頃にも必要だったはず。このスキルは保育士には欠かせないのです。

事務処理能力は効率よく仕事をするために必要

保育士の仕事は子どもを預かるだけではありません。子どもが帰った後、待っているのは事務作業です。保育園では月案や週案、日案などの保育計画を作成したり、毎日の保育士日誌をつけたり、保護者へのおたよりの作成など、事務作業は山ほどあります

こうした作業を効率よくこなしていくためには、会社で身につけた事務処理能力がとても役に立ちます

子どもを預かる保育士、という点では未経験かもしれませんが、このようなコミュニケーション能力、事務処理作業は保育士にとってはとても大切なのです。

子育て経験があるのは最大の強み

そして、30代なら出産・育児を経験していることがほとんどなのではないでしょうか?保育士は子どもと関わる仕事です。子育てを経験してきたからこそできる接し方もあるはずです。

さらに、子育て経験がある保育士に子どもを預けられるのは保護者としても安心です。子育ての悩みを相談できる相手として信頼関係も築きやすいでしょう。

出産・育児を経験している場合、保育士としては未経験かもしれませんが、子どもと接する、子どもとの関わりにおいては未経験ではないはずです。きっと今までの経験が役に立つでしょう。

30代未経験保育士の仕事を探すときの3つのポイント

30代未経験でも保育士としての仕事はたくさんあります。数ある求人の中から、未経験でもスムーズに職場で働くことができる求人を探すポイントを3つ紹介します。

1. 未経験歓迎の求人に絞り込んで探す

保育士の転職サイトや求人サイトは検索機能が充実しています。例えば、「土日休み」や「昇給あり」というような条件の中に「未経験歓迎」という項目があります。まずはここを軸に、探してみると良いでしょう。

2. 研修がある求人を探す

未経験だと不安なこともあると思います。入職したその日に即戦力として保育士として働くより、園内で研修制度がある園・施設を選ぶと良いでしょう。

研修制度がある園は全国展開している施設に多く見られますので、そのような園を選ぶことで、同じ未経験で働き始める保育士と知り合うこともできます。

3. 正社員にこだわらず、パートや派遣で働く

未経験で最初から正社員で働くことが不安なら、まずはパートや派遣という形で働いてみることをおすすめします。

パートや派遣の場合、正社員よりも責任が少なく、主に正社員保育士のサポートをするようなお仕事です。働く時間も週4~5回、数時間、などと選ぶこともできるので、徐々に慣れていくことができます。

正社員登用制度を取り入れている園もあるので、正社員として働くことを希望している場合は、そのような園に応募してみると良いでしょう。

求人は自分で探すこともできますが、「求人数が多くて細かいところまで見るのが大変!」というときは、プロのコンサルタントがお手伝いしてくれます。保育士専門の転職サイトに登録してコンサルタントと一緒にお仕事探していくのも良いですよ。

30代未経験の保育士の求人例

では、30代未経験の保育士の求人例をいくつかご紹介しますね。未経験歓迎の求人はたくさんあり、その中でも正社員や派遣、パートなど雇用形態もさまざまです。自分に合った働き方を選んでくださいね。

30代未経験の求人例①保育士正社員

まず、正社員の求人例です。

所在地:東京都品川区
給与:月給235,000円~
施設形態:認可保育園
募集職種:保育士
雇用形態:正社員
ダンスや英語を取り入れた新規オープンの認可保育園です。大手企業が運営している保育園なので年間休日120日以上、家賃補助、引っ越し代一部負担など、福利厚生もしっかりしています。都内での転職はもちろん、上京して転職するという場合でも良いですね。

30代未経験の求人例②保育士パート

次に保育士(有資格者)パートの求人例です。

所在地:東京都千代田区
給与:時給1,200円~ 
施設形態:認可保育園
募集職種:保育士
雇用形態:パート
東京都千代田区の新規オープンの認可保育園の求人例です。パートの場合は勤務時間が5時間程度、週4回から5回、と選べるので、子育てなどでなかなか時間がとれない方にはいいですね。パートを経て社員として働くという選択肢もあるので、まずはパートで週数回働き、慣れてきたら社員を考えるという方法もアリです。

その他に、雇用形態として派遣、契約社員、などがあります。保育業界は深刻な人手不足ですから、30代未経験の保育士のお仕事はたくさんあります。

いきなり正社員が不安、という場合は派遣社員やパート職員として働いてみるのがおすすめですよ。

不安ならコンサルタントと相談しながらすすめよう

未経験OKの保育士の求人はたくさんありますが、求人情報だけを見てもわからないことはありますよね。本当に未経験OKなのか?30代でも30代後半は大丈夫なのか?など。

例えば、いざ入職してみたら周りの保育士が全員20代30代で、自分が一番年上でびっくり!みたいなこともないとは限りません。

この辺りのことは求人情報だけではわからないので、自分が面接で聞くか、覚悟を決めて入職するか、、、ということになりますよね。

保育士転職サイトのキャリアコンサルタントは求人情報を掲載している園や施設の内部情報を知っていることがありますから、応募する前の段階でそのような事情を聞くことができます。

キャリアコンサルタントに「未経験だけど不安」「未経験でも働きやすい職場」などの希望を事前に出しておけば、そのような職場を探して紹介してくれます。

未経験で保育士の仕事を探す場合、不安なこともあるでしょう。一人でハローワークなどに行って転職活動をするよりも、プロのコンサルタントと仕事を探した方が確実です。

登録からお仕事の紹介などすべて無料なので、コンサルタントに今の不安を話して働ける職場があるかどうか確認してみてくださいね。

2018