保育士とベビーシッターはここが違う!お給料の違いや資格の有無、4つの違いを解説

保育士と同じように子どもと関わる仕事の1つにベビーシッターがあります。保育士とベビーシッターはは似ているようで違う2つの仕事です。お給料の違いから、子どもへの接し方、必要な資格など4つの違いを徹底解説します。

保育士とベビーシッターの違い①:接する子どもの人数と接し方

  • 保育士:複数の子どもと関わる
  • ベビーシッター:自宅で1対1

保育園は集団保育ですので、複数の子どもと関わり保育をします。一方、ベビーシッターは依頼を受けた客様の自宅に伺い、基本的に1対1で子どものお世話をします。

毎日同じ子どもと関わるわけではないので、子どもと密な関係が作りづらいという面はありますが、限られた時間の中でどれだけ子どもとの関係を築き、充実した時間を過ごす手助けができるかということがベビーシッターの腕の見せどころ。

中には勉強や習い事のサポートなど、自分の特技を活かした仕事内容もあります。

保育士のように、クラスを作り上げるやりがいや、子どもと共に行事を成功させる喜びはありませんが、ゆっくりと子どもと関わることができることがベビーシッターの魅力です。

保育士とベビーシッターの違い②:勤務日数と拘束時間

  • 保育士:シフト勤務
  • ベビーシッター:自分で決める

保育士はシフト勤務ですので、決められた日にちと時間で働きます。有給の希望が可能な場合はありますが、基本的には週休2日制の職場が多いのではないでしょうか?

一方ベビーシッターは自分で働きたい曜日や時間を設定し、その時間帯に合った依頼を受けることが可能です。ただあまりにも短時間ですと依頼をいただけませんので、ある程度お客様が求めている時間帯に働く必要はあります。

ベビーシッターは時間ごとに賃金が発生しますので、残業はほとんどありません。そのため、自分のプライベートな時間を確保しやすいというメリットがあります。

保育士とベビーシッターの違い③:ベビーシッターに資格は不必要

  • 保育士:保育士資格
  • ベビーシッター:資格は特に必要ない

保育士として働くためには保育士資格が必須ですが、べビーシッターとして働くためには定められた資格はありません
しかし、国家資格ではありませんがベビーシッター資格認定試験を受けて、「認定ベビーシッターの資格」を取ることは可能です。資格を持っていることでより多くの依頼がきたり、お客様からの信頼も厚くなります。

また保育士資格を持つベビーシッターは、普通のベビーシッターに比べて給与が高く設定されていたり、保育士資格保有者のみが受けられる依頼もあるなど貴重な存在です。

保育士とベビーシッターの違い④:保育士の方がお給料は高い

  • 保育士:正社員の場合は年収250万円から300万円
  • ベビーシッター:時給1,000円から1,100円

正規職員として働く保育士は月給制で賞与を支給される場合も多く、年収としては250万円から300万円のところが多いでしょう。

一方ベビーシッターは時給制です。ベビーシッターの働き方として1番ポピュラーな、ベビーシッター派遣会社に登録をして依頼を受ける場合には、1時間1000円から1100円に設定されている場合が多く、ご兄弟の依頼や早朝、深夜の時間帯の依頼を受けることで時給にプラスされます。

例えば、ベビーシッターとして働くと、初めの3か月は1か月の収入が5万円ほどということもあります。仕事を続け、会社ともお客様とも信頼関係が築けてくると依頼も増え、平日の日中(9時から18時の範囲内)で週4日から5日の勤務で、月給が10万円から13万円となることもあります。月の手取り給与としては、平均的な保育士の月収より少し下がる程度ですね。

ただ賞与はありませんし、ベビーシッターの収入は全て手取りです。ベビーシッター派遣会社に登録する場合には会社に所属するわけではありませんので、扶養に入っていない方は国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。

そのため、年収で考えるとやはり保育士よりは収入が大きく下がること、常に一定の収入があるわけではないことを頭に入れておいた方が良いでしょう。

保育士とベビーシッターには似ているようで違った魅力や働き方があります。どちらにもメリット、デメリットがあります。違いを知ったうえで自分のライフスタイルに合う職業を選んでみてくださいね。