保育士の転職面接、服装などの身だしなみ、マナーはしっかりと見られています。保育士の場合はそれほど厳しくはありませんが、社会人としての経験がある以上、新卒よりは厳しく見られていることは自覚しておきたいところです。面接で好印象になる服装やマナーなどをおさらいしておきましょう。
面接時の服装はスーツが基本
採用面接の服装は、基本的ににはスーツです。黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のスーツを着用するようにしましょう。
スーツでない場合でも、清潔感のある服装を心がけてください。あまりにもラフすぎるジーンズやTシャツなどは避けたほうが良いでしょう。
色も全身真っ黒や全身原色など極端な色づかいは避け、パステルカラーなどを使った優しい色合いの服を選ぶようにしてみてください。
スカート、パンツ、どちらでも構いませんが、スカートの場合は短すぎないものやフリルがつきすぎていないものなど、場をわきまえて選びましょう。
上はブラウスなど襟がついているものに、ジャケットやカーディガンを羽織るのが良いですね。1番に清潔感を大切に選んでみてください。
選考で実技などがある場合もあります。その場合は、多少動きやすい服装のほうが良いですが、ラフになりすぎないように、そしてあまりにも個性的な服は避けた方が無難です。
パンツもチノパンやカラーパンツなどがいいですね。靴やバッグも服装に合うよう、シンプルなものを選ぶようにしましょう。
冬にコートを着ている場合は、コートを脱いでから園に入るのがマナーです。
ヘアメイクはナチュラルを意識して
ヘアメイクもナチュラルが基本になります。髪の毛も色も明るすぎないようにし、肩にかかる髪の毛は結ぶようにします。髪の毛は乱れているとだらしなく、不潔な印象を与えてしまいます。
フェイスラインと耳が見えると、表情が明るくなります。お辞儀をしたときに、髪の毛が顔にかからないようにしましょう。
前髪も長ければ切る、ピンで止めるなどして表情がしっかり見えるように心がけましょう。
髪の毛が明るすぎる場合は、少しトーンを落としておくとよいでしょう。やはり、頭髪が明るすぎる色だと、保護者からも良い印象は持たれません。
メイクも濃くなりすぎないよう、ナチュラルメイクを心がけます。濃いアイシャドウやべったりついたマスカラ、瞼が黒くなるほどのアイラインは避けましょう。健康的に見えるメイクが基本です。
同じように、アクセサリーも結婚指輪や腕時計以外は避けましょう。
実は指先も見られている?!
指先もしっかり見られています。爪は短く切っておき、マニュキュアなどは塗らないようにしましょう。地味な色でもNGです。取っておきましょう。
また、手荒れやささくれがある場合も、ハンドクリームを塗るなどしてケアをしておきましょう。
時間のマナー 遅刻は問題外!
当然ですが、面接に遅刻は厳禁です。5分遅れただけでも不採用になるということもあるほどです。どんな理由であれ、遅れるときは必ず連絡を入れましょう。
到着は早めを心がけます。早すぎるのも良くありませんが、面接開始の10~5分前には到着して、気持ちを整えておくようにしましょう。
面接の前には必ず、携帯電話の電源を切っておくことも忘れずに。
知っておこう、入退室のマナー
面接での入室はノックは3回です。「どうぞ」と聞こえてから、「失礼します」と言って入室します。ドアを閉めるときは相手にお尻が向かないよう、少し体の向きを変えます。両手でドアを閉めたら、向き直りましょう。
着席は自己紹介後、面接官にすすめられてからです。「どうぞ」と言われてから座るようにしてください。
面接が始まる前には、明るく「よろしくお願いします。」と挨拶をしましょう。そして、面接が終わったら、椅子の横に立ち、「本日はありがとうございました。」とお礼を忘れないようにしましょう。
挨拶や話し方、表情にも気を付けて
保育士の面接では、相手の目を見て元気よく話すことがポイントです。うつむいたり、目をそらしたりしながら話すと、印象が悪くなってしまいます。
保育士は子ども一緒に元気よく過ごす必要がある職業です。元気よく、はきはきとした態度は面接でも好印象になります。
緊張していても、なるべく笑顔を忘れないようにしましょう。相手が話しているときは、しっかり目を見て聞きましょう。
面接時以外も気を抜かないで!
保育士の採用面接はその施設で行われることがほとんどです。園に入ると保護者や他の職員とすれ違ったりすることもあります。
その時はしっかりと大きな声で挨拶するようにしましょう。基本的なマナーでもありますし、採用されたら付き合っていく人たちです。
そして面接が終わり、園から出ても気を抜かないようにしましょう。園や最寄り駅の周辺には保護者や他の職員がいることもあります。見られている可能性もありますので、気を抜かないようにしましょう。
保育士の面接では、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえることが大切です。服装や身だしなみの清潔感はもちろんのこと、社会人としてのマナーをわきまえ、「元気で笑顔」を心がけましょう。
身だしなみや立ち振る舞いは突然1日でできるようになるのものではありません。日ごろから気を付け、面接当日には安心して挑めるようになるといいですね。