青森県のほぼ中央に位置する県庁所在地・青森市。人口約30万人を要する北東北の拠点都市でもあります。交通の便も良いため、車さえあれば生活の拠点としてもおすすめです。
青森市の保育士平均的なお給料や有効求人倍率、市や県の保育士支援などを詳しくみていきましょう。青森市の保育士事情をさまざまな角度から解説します。
青森県青森市のお給料が低いのは保育士だけじゃない
青森県の平均年収は全国的に見ても低い
青森県の保育士平均年収は約269万円です。この平均は男性保育士、女性保育士それぞれの年収を足して割り出したものです。女性保育士のみの平均年収になると約251万円となります。
保育士の全国平均年収は約330万円ですので、青森県の保育士の年収は大きく平均を下回っていることがわかりますね。青森県の保育士年収は東北地方の中でも山形県と並んで低くなっています。
年収が低いのは保育士だけではないことが都道府県別の平均年収を見てもわかります。2017年の都道府県別の平均年収では、青森県は最下位の47位、359万円になっています。
保育士だけの年収が低いのではなく、県全体の平均年収が低いということになります。高給与を狙うのであれば、県外での就職、上京して働くということも視野に入れたほうが良いかもしれませんね。
待機児童は0人、でも保育士が足りていない状況へ
青森市では平成23年度に待機児童数が100人を超えて問題になりましたが、その後は徐々に待機児童数も減少してきています。
青森市の待機児童削減に向けた取り組みが実を結び、現在では待機児童は0人になっています。
青森県の保育士有効求人倍率は2018年1月の段階で過去最高の1.24倍となりました。今までは0倍を割り込んでいて、転職が難しい地域でしたが、保育施設に子どもを預ける家庭が増えてきているため、保育士が不足してきています。今後、この状況は続くかもしれません。
年々、保育士の需要が高まってきている青森市では正社員やパートなど、様々な雇用形態の求人があります。ご自身のライフスタイルに合った働き方を見つけてくださいね。
青森県青森市が取り組んでいる保育士支援
青森市では市内で保育士として働く方にいくつかの支援を行っています。例えば、このような支援があります。
保育士就職準備金の貸付
未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付
未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付
貸付金は無利子となり、保育士として2年以上勤務した場合は返還不要となります。
別途手続きは必要になりますが、保育士として新たに青森市で働く方や、産後、保育士としての復帰を考えている方には嬉しい支援ですね。
また、青森県青森市では「保育士の仕事に就きたい」という方に対して県内保育施設の求人を提供する求人・求職登録システム「青森県保育士人材バンク」を用意しています。このシステムに登録することで青森県保育士人材バンクからの職業紹介を受けることが可能です。
青森市内で保育士として働くと決めている方は登録しておくと良いでしょう。
「青森県保育士人材バンク」と併用して使いたい保育士転職サイト
青森県が運営する「青森県保育士人材バンク」と併用して登録しておきたいのが、保育士専門の転職サイトです。
「青森県保育士人材バンク」にも求人はありますが、転職サイトには「非公開求人」と呼ばれる好待遇の求人があったりと、業界に精通したコンサルタントが転職をサポートしてくれたりします。
特に、新規オープン園で働きたい、院内・企業内保育所を考えているなどの要望がある場合は登録しておくと良いですよ。人材バンクでは見つけられないような求人も出てきます。
「保育士バンク」や「保育ひろば」といった保育士専門の転職サイトは、全国に多数求人があり、全体的に求人数が少ないといわれている青森県でも常時100件以上の求人があります。
求人情報も写真付きで見やすく、園の雰囲気がより感じられますよ。青森市で保育士求人を探しているなら、ぜひこの2つには登録してくださいね。
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