保育園で働いている保育士には、正規社員で働いている方と、パートタイムで働いている方がいます。それぞれの働き方にメリット、デメリットがありますので、自分にあった働き方を選ぶと良いですね。働き方の違いについて紹介していきます。
パート職員のメリットとデメリット
早番、遅番の保育士が手薄の時間や、子ども達が活動を行う日中など、フルタイムで働く必要はないけれど、保育士の手が欲しいという時間帯に、短時間勤務できる働き方です。
パート職員の4つのメリット
- 時間が決まっているので、働きやすい
- 旦那さんの扶養の範囲以内で働くことができる
- 仕事に拘束されないので、子育てや持病で通院が必要な場合も、時間を作りやすい
- 責任が大きい仕事はあまりない
パート職員の5つのデメリット
- 収入が少ない
- 短時間勤務なので、クラス担任などのやりがいがある仕事はあまりない
- 人員削減の対象になりやすい
- 社会保険は適用されない場合がある
- ボーナスや昇給がない
パート職員が向いている人はこんな人
- 結婚・出産で仕事に長く拘束されたくない人
- 旦那さんの扶養に入っているなど、収入は多くなくてもいいという人
- 持病などで長く働けない人
- 正社員ほど忙しく働きたくはないけれど、保育士を続けたい人
正社員の6つのメリットと5つのデメリット
クラス担任を持ち、主に子ども達を保育する立場になる働き方です。フルタイムで働き、仕事量も多くなります。
正社員の6つのメリット
- 保育士としてのキャリアを積める
- 収入が安定している
- 雇用期間の定めがないので、長く働くことができる
- クラス担任など、責任のある仕事ができ、やりがいがある
- 社会保険が完備している場合が多い
- ボーナス、通勤手当、残業手当などがしっかり定められている場合が多い
正社員の5つのデメリット
- 仕事量が多い
- フルタイムで早番や遅番などの勤務体制がある
- 残業が多い
- 責任のある仕事が多く、保護者とのトラブルが起こることがある
- 辞め辛い
正社員が向いている人はこんな人
- 主任など責任のある立場の職員
- 時間に融通が利く人
- 仕事量の多さが苦ではない人、計画的にこなせる人
- 体力がある人、病気をしない人
- 保育士経験が浅く、キャリアを積みたい人
- 長く働くことが可能な人
保育士にはその他の勤務形態もあります
臨時職員
産休代行など、臨時で雇われる保育士です。臨時なので、契約期間が満了になると働くことができなくなります。とはいえ、何らかの理由で働けない保育士の代行ですので、クラス担任を持ったりし、正社員と同じ条件で働く場合が多いです。
中には、臨時保育士を多く採用し、年度末ごとに契約更新という形をとる園もあります。その年の園時数に合わせて保育士人数を調整しますので、1つの園に安定して長く働きたいという方には向いていません。
派遣職員
派遣会社から派遣される保育士です。保育園ではなく、派遣会社に雇用されていますので、希望の条件で働くことができます。パートよりも給料が高いことが多く、社会保険も派遣会社の保険に加入できる場合があります。
業務に制限がついたり、正社員の補佐的な仕事が多くなる傾向にあります。
自分のライフスタイルに合った働き方を選びましょう
正社員は仕事が安定していて、充実した保育ができそうですが、その分忙しく負担が大きくなります。
対してパート保育士は、早番遅番などで保育士が手薄の時間や、日中の忙しい時間に保育を行うなど、勤務時間が短いです。そのため、自分の生活に合わせた働き方ができるものの、収入面での不安があります。
いずれの働き方も、保育園を運営するには必要な保育士です。自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶと良いでしょう。